
「芸術の中の神秘」の記事一覧

茶室に見る文化論と聖路加の可能性
「文学に表れた空間。『万葉集』によく出てくる言葉に「家」と「やど」がある。どちらも住居のことであるが、「公の空間」と「情緒の空間」へとその意味が微妙に分かれていく。二つの流れは日本文化のありようにどう影響したか。」 この […]

ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付き」
年も押し迫って来ました。 やはり、これを聴かないと1年が終わった気がしません。 私のいちばん好きな第9は、カール・ベーム指揮・ウィーンフィルの1980年の 演奏のものです。 ソリストが素晴らしいのと、テンポがゆっくりなの […]

シューマン ピアノ三重奏曲 第1番
久しぶりに、カザルストリオで、シューマンのピアノ三重奏曲第1番を聴きました。 盤は古くて録音の問題もありますが、私はこれがしっくりきます。 やっぱ、いいなあ・・・。 ロマン派のほとばしる情熱を、抑制のきいた演奏で、厳しく […]

善き人のためのソナタ
ゆうべは、これを観ました。 11時半くらいから観はじめておわったのが夜中の2時でした。 朝辛かった・・・。 1984年ころの東ドイツでのお話。 国家保安省(シュタージという秘密警察)に勤める大尉が、ある芸術家の盗聴・監視 […]

写真展に行ってきました
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「昭和の女−母の人生 青山紀子 写真展 に行ってきました。 青山さんは私の知人で、素晴らしい写真家です。 今日、写真展に行ってきました。 写真を特殊な和紙に印刷したそうで、とても繊細で、質感が柔らかく表現されています。ま […]

アニメ鬼滅の刃を見ました
現在すごい人気の鬼滅の刃のシーズン1の26話をNetflixで全部見ました。 人気の秘密、何となくわかった気がします。 主人公は、家族を鬼にほとんど皆殺しにされたのに、人食い鬼にさえも同情する心優しい少年です。鬼はもとは […]

モーツァルト・ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調
モーツァルトには、明るい音楽が多いですが、時に物凄く陰影の濃い暗い面をもつ曲もあります。 このピアノコンチェルトの20番もそういう曲の1つです。 秋のこの季節、こういう曲を聴きながら、一杯やるのもおつなものです。 内田光 […]

MAN WITH A MISSIONって知ってますか?
オオカミの仮面をかぶった謎のミクスチャー・ロック・バンド、その名も、MAN WITH A MISSION。 ちょっと見た目キモカワいいですね。でも、サウンドは、めちゃくちゃカッチョいい!!! オジさんには、なんだか、懐か […]

「遥か彼方に」と「海の微風」
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アメリカのリアリズム画家、アンドリュー・ワイエスの”Faraway”「遥か彼方に」です。 この絵画の中で、少年は、膝を抱えて、少し微笑気味に何かを考えているような様子です。 彼が腰を下ろしているのは、おそらく冬の枯れ草で […]

あめんぼ赤いな、あいうえお
北原白秋にこんな詩があります。 あめんぼ赤いな、あいうえお 浮藻に小蝦も泳いでる。 柿の木栗の木、かきくけこ 啄木鳥こつこつ枯れけやき。 ささげに酢をかけ、さしすせそ その魚浅瀬で刺しました。 立ちましょラッパで、たちつ […]

外郎売(ういろううり)
市川團十郎の十八番に「外郎売(ういろううり)」というのがあります。この芸、早口言葉の原点みたいなもので、これがキマったら、ほんとに素晴らしいだろうなあ、という言い回しばかりです。こんな感じです。 拙者親方と申すは、御立会 […]