
5大シャトーの筆頭、シャトーオーブリオンは、ボルドーの中でも最も古く、格式が高いワインです。
古くは、ナポレオン戦争後のウィーン会議の晩餐会でこのワインがふるまわれました。
フランス外相タレーランが、このシャトーの所有者だったからです。
また、タレーランお抱えのフランス人シェフ、アントナン・カレームのうみ出す最高のフランス料理を会議ではふるまい続けたそうです。
「会議は踊る、されど進まず」と言われたウィーン会議。夜な夜な晩餐会で各国首脳はこのワインと料理に酔いしれました。
このおかげで、フランスにとって圧倒的に不利だったウィーン会議もかろうじてやり過ごすことができました。
まさにフランスを救ったワイン。「真実はワインに在り」ということわざもぴったりですね。
たまにはこういうワインで「歴史を飲む」のはいかがでしょう?
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