常識とは何だろう?

関川夏央氏によると、「常識」とは狂信を避けることだ、そうです。

同氏曰く、うかうかすると人は個性的であろうとするあまり奇を衒ったり、うつろな自己主張をくりかえしてしまう。そこで、文章を書くことは、自己を相対化するのに役立つ、つまり、よほどのパラノイアでないがぎり奇を衒ったり、うつろな自己主張をくりかえすことが嫌になりバカバカしくなるはずだから、書くことによって自己が相対化されて「常識」が生まれくる、とのことです。

世のスタンダードについての感覚は簡単なようで実は難しいですね。私も文章を書きながら相対化できるようにして「常識」に近づけていきたいです。