火星の空はやはり青かった

画像左側は、1976年、バイキング1号が火星に着陸した直後に、カール・セーガンが記者会見で示したものです。そして、この青い空の画像は、小学校の理科の資料集にも左側の写真が載っていたことを覚えています。

しかし、翌日、この青い空の写真は、右側に修正されて発表されてしまいました。観測の結果と一致するとか何とか理由がつけられていました。ただ、赤いフィルターをかけただけに見えますけどね。

そして時は移ってもずっとNASAは、火星の空は赤いと言い続けてきました。火星の空が青いことは観測データからあり得ないとずっと主張し続けてきたのです。ちなみにその根拠は、水蒸気の少なさと気圧の低さでした。地球の空が青いのは、大気中の水蒸気とその他の気体分子が、青と白の光を分散させてしまうことから起きるものだそうです。

観測データによると、火星は、地球の気圧の約135分の1、水蒸気はごくわずかしか含まれていないので、火星の空が青いわけがなく、おまけに砂嵐のせいで、大気中には赤いチリが漂い赤い空が正しいとして、NASAは程度の差はあれど、ほとんどに赤いフィルターをかけ続けたわけです。2004年にスピリットとオポチュニティが探査した時もNASAが使っているフィルターが公開されて、その三原色のフィルターを使って再合成すると結構空の色が青く見えたりしましたが、それでもNASAの発表自体はあんまり変わりませんでした。

しかしながら、話題のパーシビアランスが送ってきたとしてNASAが公表した最初の画像が↓こちらです。

どうみても、空は青っぽいですよね。白味がかった青色。砂が舞い上がって赤く見えるところもありますが、やはり、↓これはおかしいですよね。

今回の画像も最初のカラー画像という以外、今のところ何にも説明もないようですし、もしかすると後で修正がかかるなんていうこともあるかもしれません。それにしても、組織的隠蔽というか、そういう体質が、NASAには、やはりありそうに思います。

今回のミッションは、生命の存在した(あるいはする)痕跡を本気で見つけることらしいですが、もしかすると、もっと多くの真実をすでに隠していて、徐々に情報開示する気なんでしょうか。

今後の情報に期待したいですね。