4月12日は牡羊座の新月です

4月12日午前11時31分、牡羊座の22度で新月となります。

牡羊座の22度のサビアンシンボルは、「実現された全ての欲望への門」です。もともと、多くの欲望というのは、社会や文化が作り出したもので、社会や文化に高い順応性を示せば自然と満たされるものです。高い順応性を示すというのは、人と協力するということです。人と協力すれば生活上の必要が満たされ、生活が豊かになっていきます。

欲望を満たすためには、ボクサーのように戦い、必死に頑張って相手を倒す必要がある、という考えがありますが、このシンボルは、のんびりしていれば欲しいものが手に入る、という考えです。あまり欲望を丸出しにしてガツガツしすぎるとかえって目的のものが得られないこともあります。逆に、肩に力を入れずに楽にしていた方が、すっと目的のものが手に入るということもあります。

ですので、今季は、あまりガツガツ、肩に力を入れて頑張るのではなく、「果報は寝て待て」というような態度で、あまり焦らず過ごしてみましょう。かといって、消極的になれと言っているのではありません。ポジティブに、楽天的に、ニコニコしながら過ごしましょう。

チャートを見て、まず目を引くのは、第10室に、太陽、月、金星、天王星が集まっています。第10室は、社会的な地位を表します。エスタブリッシュメント、権威、権力、政府などを表します。また、Mc、第9室の水星と、広い意味で合(0度)を作っています。第9室は海外を表します。海外で、大きな変化があるのかもしれません。

これらの星々は、火星と六分(60度)、木星や土星と三分(120度)を作っています。火星はプライベートな人間関係や未来を表す第11室、土星は、社会的な公的な人間関係を表す第7室、木星は、伝統、承継、などを表す第8室にいます。そうすると、変化は、伝統的な考え、公的、私的な人間関係に関するステレオタイプに大きな変化が起きるのかもしれません。それは、海外からもたらされるのかもしれないです。

ただ、労働や健康を表す第6室の冥王星と、第10室の太陽、月、金星、天王星、そしてMcと第9室の水星は、ざっくり、矩(90度)を形成しているので、労働や健康面でピンチがあるかもしれません。労働面では、やはり、収入が少なくなった方々のケア、健康面ではもちろん、新型コロナの蔓延、ワクチンの副反応などの心配もまだまだあるでしょう。

そして、海外を表す第9室の海王星と、第11室の火星も矩(90度)の座相を作っているので、船などに関する事件事故、津波、液体の流出、薬物犯罪、お酒に関する事件事故、詐欺、連絡ミス、通信途絶、ネットの事故も注意です。あと溶岩流出なども危険です。

さらに引き続き、牡牛座の天王星、水瓶座の土星がお互い譲らず、不動のもの同士の綱引き、押し合いが続いていますので、地殻変動、地震にも十分ご注意ください。