3月29日は天秤座の満月です。

3月29日、午前3時29分、天秤座の8度で満月となります。

天秤座の8度のサビアンシンボルを見てみましょう。天秤座の8度のサビアンシンボルは、「人の住まなくなった家で燃えたつ暖炉」です。

このサビアンシンボルは、何度でもやり直しは効く、永遠に再生する再出発の希望を表す、とされます。どんな時も、やり直し、再出発はできるものです。そのための拠点となるのは、やはり、雨風を避け、外敵から身を守ってくれる家です。そして、家の中は、いつ誰が住み始めてもいいようにきちんと整えられ、暖かくされていなければなりません。この家の暖炉で燃えているのは魔法の炎、全ての厄災や悪運を焼き尽くす魔法の炎です。また、これは、私たちの内面における信念や信仰心などのような不動の、弛まざる、確固とした精神のあり様を表しているのかもしれません。どんな試練にあっても、永遠に燃え続ける心の中の炎は、人間の不屈の精神、どんな困難にも負けない勇気、愛、創造力を表しているのかもしれません。これこそが、挫折、中断、敗北から立ち直り、新たな一歩を踏み出す原動力となるものです。その原動力は、私たちの内部にあり、外部から与えられるものではない、ということを表しているのかもしれません。

チャートを見て、まず、印象的なのは、太陽と金星が0度(コンジャンクション)の角度をしているところに、月が180度(オポジション)をなしているところです。金星の美と愛と喜びが太陽の輝きに映えて、それを月が一身に浴びている様に見えます。太陽と月は第1室に月は第7室にあるので、人と人が引き合い、パートナーとなって、一緒に進んでいく、まるで、結婚前夜の男女のような美しさ、喜びがあります。そこに、サビアンシンボルは、再出発という意味を付け加えました。人々が協力し合い、再び新しい生活をともに楽しんでいく、そこには、決意や、希望や、情熱があることでしょう。今まで、大変な思いをしてきた人類の再出発であることを願わないではいられません。

また、木星が上昇点にあります。拡大発展の星、木星が上昇点にあることはとてもおめでたいことです。アセンダントは国民をあらわすので、前途に繁栄や栄光が待っていることを表しています。

しかし、ドラゴンヘッド、火星が0度(コンジャンクション)を作っています。ドラゴンヘッドは国のカルマを、火星は、軍隊、警察、戦争、あるいはテロなどの災厄を表します。これらの2つの星が、政府を表すMcと180度(オポジション)を作っています。まず、日本のカルマを見てみましょう。参考になるのは、ドラゴンヘッドのある双子座の12度のサビアンシンボルです。双子座の12度のサビアンシンボルは、「黒人の女の子が町で自分の自立のために戦う」です。なんとなくブラックライブズマター運動を連想させます。日本の地位は、欧米先進国と相対的に言えば、低いのかもしれません。それが、先の戦争に負けたことを理由として、事実上どこかの国の属国になってしまっているからなのかもしれません。日本政府という主権国家の最高権力機関の上には、どこかの国がいるのでしょう。そのどこかの国の意向によって日本の自立性や主体性が歪められ抑え込まれてきたことは事実でしょう。今後、日本の自立性、主体性がどこかの第三国と戦争、あるいはそれに近い状態になった時にあらわになり、日本政府の無能ぶりが露見するのかもしれません。これに関して、政府の改革か、あるいは人々の権利をより認める方向に政策転換か、何らかの変化が起きるでしょう。

それから、

このチャート上では、ほぼ唯一の90度(スクエア)を作っているのが、土星と天王星で、これは以前からずっとそうだったのですが、水瓶座の土星と牡牛座の天王星、不動宮どうしで一歩もひかないことから、やはり地震などの災害の恐れもあります。土星、火星、月が風の星座で120度(トライン)を作っていることから、情報通信に支障が生じる可能性もありそうです。