5月20日は牡牛座の新月です。

5月20日午前0時53分、牡牛座の28度で新月となります。

今日は、14個の惑星のうち7個が牡牛座に入っています。

まず、いつものように、牡牛座の28度のサビアンシンボルから見てみましょう。

牡牛座28度のサビアンシンボル

サビアン・シンボルは西洋占星術において360度の天球(それぞれの度数に対応する)に対して特定の意味を持つシンボルを割り当てたものです。これらのシンボルは一般的に内面的、象徴的、または霊的な含意を持つとされ、占星術の解釈に深みを与えます。

牡牛座28度のサビアン・シンボルは「夫人が鳥の巣に大きな鳥の羽根を追加している」とされています。このシンボルは、細部への配慮、丁寧さ、また繊細な手仕事や独自のタッチを加えることの重要性を象徴しています。

社会的な視点からこのシンボルを解釈すると、以下のような要素が考えられます:

  1. 細部への注意と丁寧さ: このシンボルは、細部に対する注意と丁寧さの重要性を強調します。社会全体として、これは品質への尊重、良い仕事をするための時間と労力の投資、または長期的な成功のための短期的な利益の犠牲を示すかもしれません。それはまた、人々が自分自身の努力とリソースを共同体の利益のために使用する方法を象徴するかもしれません。

  2. 個々のタッチ: このシンボルはまた、個々のタッチや個性を価値あるものと見なす重要性を示しています。これは、個人の貢献や特性が社会全体の成功に不可欠であるという考えを反映しているかもしれません。それはまた、人々が自分自身のスキルや才能を発展させ、それらを社会全体の利益のために利用することを奨励するかもしれません。

  3. 高品質と持続性: 牡牛座は地球の要素と関連しており、それはしっかりした基盤、持続性、そして物質的な豊かさを象徴しています。このシンボルは、個々の努力が集約されて強固で持続可能な社会を形成することを示唆しています。

総じて、このシンボルは社会全体にとって価値のある努力、品質の追求、そして持続性を強調することで、個々の貢献と結果的な社会全体の成功の間の連携を促します。これは、人々が自己表現を通じて価値を見出し、個々の努力が集団の利益になるという概念を支持しています。品質の追求と持続性は、安定性と持続可能性を追求する牡牛座のエネルギーと一致しています。

したがって、このサビアンシンボルが強調される時期は、細部への配慮、丁寧さ、品質への尊重、そして個々の貢献が集団の成功に結びつく方法について社会全体が反省する可能性が高いです。また、これは個々の特性や貢献がより強く認識され、尊重される可能性がある時期でもあります。

星々の位置関係から読み取れること

第2室で牡牛座に、木星、ドラゴンヘッド、水星がコンジャンクション(0度)を形成

第2室は金銭、物質的な価値、自己価値など、個々の資源に関連付けられています。牡牛座は土地の要素であり、持続性、安定性、実質的な価値を象徴しています。

牡牛座に位置する木星は拡大と成長を象徴し、そのエネルギーは物質的な豊かさと繁栄を強調します。社会的には、これは経済的な成長期、潜在的な財務上の利益、あるいは社会的な豊かさの追求を指し示すかもしれません。

ドラゴンヘッド(または北交点)は進化の道と見なされ、ここに存在すると新しい経験、学び、成長への積極的な動きを示唆します。これは、個人が自己価値を見つける新しい方法を模索したり、物質的な豊かさを追求する新しい方法を探したりする時期を示唆するかもしれません。

そして、水星は思考、コミュニケーション、情報の流通を象徴しています。その存在は、資源や物質的な価値に関する新しい考え方や情報の交換を促します。

したがって、この配置が社会に影響を与える場合、それは個々の資源や価値の見直し、経済的な拡大や成功への新たなチャンス、新しい情報や視点の導入などの形で表れるかもしれません。その結果、これらのエネルギーは新しい物質的な繁栄の源、社会的な価値観のシフト、または物質的な価値に関する新しい対話や理解を促進する可能性があります。

魚座のアセンダントとコンジャンクションを形成している土星が、第2室の木星、ヴェスタ、水星とセクスタイル(60度)

アセンダントの魚座にある土星は、個々の自己表現と成長を深く深めること、そして社会全体にとっての責任と構造を提供することを象徴します。魚座は理想主義と共感を象徴し、土星は規律と責任感を示します。したがって、この配置は、理想的な価値観を基にした個人と社会の責任感を強調する可能性があります。

一方、第2室で牡牛座にある木星、ヴェスタ、水星の配置は、個々の価値観や物質的な資源に対する理解と成長を示します。木星は拡大と繁栄を象徴し、ヴェスタは奉仕と献身を、水星はコミュニケーションと知識を示します。この惑星の組み合わせは、物質的な価値や自己価値の観点からの成長と理解、そしてそれらを共有し奉仕する意識を象徴します。

これらの惑星配置がセクスタイル(60度)の関係にあるとき、これは個々の自己表現と成長、物質的な価値や知識の共有、そしてそれらがどのように社会的な責任とつながっているかを理解するという共同作業がうまく進行する可能性を示しています。

社会的には、この配置は物質的な価値観や資源を再評価し、それらがどのように個々の成長や社会全体の責任とつながっているかを理解する機会を提供します。その結果、社会全体が物質的な繁栄を追求しながらも、それが全体の福祉や個々の成長にどのように寄与するかを理解し、それに基づいた行動をとるようになるかもしれません。

第11室で水瓶座にある冥王星と、第2室で牡牛座にある木星、ドラゴンヘッド、水星、そして、第5室で蟹座にある火星が、Tスクエア(90度、180度)

Tスクエアの配置は、しばしば緊張と挑戦を表すとされていますが、それらを乗り越えることで、成長と発展の可能性も秘めています。この場合、水瓶座の第11室での冥王星、牡牛座の第2室での木星、ドラゴンヘッド、水星、そして蟹座の第5室での火星がTスクエアを形成しているとき、個々人と社会全体にとって重要なテーマと課題が浮上する可能性があります。

冥王星の水瓶座での配置は、社会的な革新と変革の力を象徴していますが、同時に既存の構造とパワーダイナミクスの破壊と再構築も示しています。一方、牡牛座の第2室での木星、ドラゴンヘッド、水星の組み合わせは、個々の価値観と物質的な資源、そしてそれらの知識と理解の拡大を象徴しています。そして蟹座の第5室の火星は、情緒的な反応や感覚を通じての自己表現と行動の強さを象徴します。

このTスクエアの配置は、個々人と社会全体が革新と変革の力、個々の価値観と物質的な資源、そして感情的な反応と行動の間でバランスを見つけることを要求しているかもしれません。これは緊張や挑戦を伴うかもしれませんが、この緊張を乗り越えることで、個々人と社会全体は自己理解と自己表現、そして社会全体の革新と変革について新たな理解を得ることができるかもしれません。

また、この配置は、大地震にも注意です。食糧、飲料水、バッテリーなどの備えをしておきましょう。

第2室で牡牛座にある木星、ドラゴンヘッド、水星が、第6室で獅子座にあるリリスとトライン(120度)

第2室で牡牛座の木星、ドラゴンヘッド、水星の配置は、物質的な豊かさ、安定性、値のあるものへの理解、そして自己価値の問題に関心が向けられることを示しています。これは学習、コミュニケーション、そして個々の運命や目的に関連するトピックの成長と拡大を示唆しています。

一方、獅子座の第6室でのリリスの存在は、自己表現、誇り、創造性が日々の生活や職場でどのように体現され、また時には無視されるかを示す可能性があります。

これらの配置がトライン(120度の角度)を形成しているとき、これはこれらのエネルギーが相互に補完し合い、良好に流れることを示します。社会全体では、物質的な成功と個々の自己表現の間のハーモニーが強調される可能性があります。個々の能力と創造性が豊かさと成功に直接貢献する方法を見つけるのに特に良い時期でしょう。

また、この期間は、コミュニケーションと学習の側面が強調され、これが職場での成功や個々の自己表現を助ける可能性があります。この時間は、社会全体が個々の価値と成功をどのように定義し、これをどのように追求するかについて新たな洞察を得る機会を提供するかもしれません。

第2室で牡牛座にあるヴェスタと天王星のコンジャンクションが第5室で蟹座にある金星とセクスタイル(60度)

第2室で牡牛座にあるヴェスタと天王星のコンジャンクションは、個々の価値と財産に関する新たな洞察と奉仕の精神をもたらします。ヴェスタは奉仕と献身を象徴し、天王星は革新と個々性を表します。したがって、この配置は、人々が物質的な資源や自己価値に対する新しい視点やアプローチを模索する可能性を示します。

第5室の蟹座にある金星は、創造性、愛情、美を象徴し、家庭やエモーションに深いつながりを持つ蟹座に位置しています。この金星とヴェスタ-天王星のコンジャンクションがセクスタイルの関係を持つとき、これは自己表現や感情的な結びつきの中で新たな価値観や洞察を発見する可能性を示唆します。

社会的には、これは新たな芸術や創造性の表現の形が現れるかもしれない時期を示します。これはまた、物質的な価値や個々の資源に関する新しい考え方や視点が、創造性や感情的な結びつきを通じて人々に示される可能性がある時期でもあります。

これらの惑星配置は、人々が個々の価値観や財産を再評価し、それらがどのように創造的な表現や愛情に結びついているかを理解することを促します。この結果、新しい価値観や視点が社会全体に広がり、物質的な豊かさや自己価値の新たな理解をもたらす可能性があります。

第1室で魚座の海王星が、第5室で蟹座にある火星とトライン(120度)

魚座の海王星が第1室にあるとき、社会全体はより直感的で共感的なエネルギーを体験することが増えます。この位置は精神的、霊的な理解と共感性を高め、芸術、音楽、詩、映画などのクリエイティブな表現を通じて、深い感情や直感を表現する傾向があります。

一方、蟹座の火星が第5室にあるとき、社会全体は情緒的なエネルギーと創造的な情熱を持って自己表現を行います。これは感情の表現、特に家庭や子供に関連したテーマ、または創造的なプロジェクトや趣味についての情熱を示す可能性があります。

これらの2つの惑星がトライン(120度)のアスペクトを作っているとき、これらのエネルギーは調和的に結びつき、相互にサポートしあう可能性があります。つまり、社会全体が自己表現と創造性をより直感的で共感的な方法で経験し、表現することが増える可能性があります。特に、感情的な経験や表現、そしてクリエイティブなプロジェクトや活動に対する共感性と理解が深まるかもしれません。

第3室で牡牛座の太陽と月のコンジャンクションが、第11室で水瓶座の冥王星とトライン(120度)

牡牛座の太陽と月が第3室にコンジャンクション(一緒に位置して)しているとき、社会全体は安定感、実用性、および物質的な価値に焦点を当てる傾向があります。これは、具体的なコミュニケーション、学習、および近くの環境やコミュニティとの関係に関連しています。

一方、冥王星が水瓶座の第11室にあるとき、社会は変化と革新を求め、集団的なレベルでの深い変革を体験する可能性があります。特に、技術、科学、または集団運動と関連した革新的なアイデアや理想が強調される可能性があります。

これらの配置がトライン(120度)で結びついているとき、これらのエネルギーは調和的に相互作用する可能性があります。つまり、具体的かつ現実的なコミュニケーションと学習(太陽と月のコンジャンクション)が集団的な革新と深い変革(冥王星)をサポートし、促進する可能性があります。

具体的には、この期間は社会全体が革新的なアイデアや理想を実際の行動に変える方法を見つけ、それらを地域コミュニティや日常のコミュニケーションに統合することを目指す可能性があります。また、学習と教育の方法、そしてコミュニケーションの方法を変革するための新しいアイデアや理想が導入され、採用されるかもしれません。

第3室で牡牛座の太陽と月のコンジャンクションが、第6室で獅子座のリリスとスクエア(90度)

第3室で牡牛座の太陽と月のコンジャンクションは、社会全体にとって安定性、信頼性、実用性に関連する問題に焦点を当てることを示します。この位置は、強固なコミュニケーション、学習、そして身近な環境やコミュニティへの関わりにつながります。

一方、リリスが獅子座の第6室にあるとき、これは個々の自己表現と誇りが日常の生活や健康にどのように影響を与えるかについての問題を提起する可能性があります。リリスはしばしば抑圧された感情や欲望を象徴し、獅子座ではこれが自己認識や個人的な意義を持つ行動に対する強い欲求となります。

太陽と月のコンジャンクションがリリスとスクエア(90度の角度)を作っているとき、これは社会全体にとって、個々の自己表現の欲求と、日常生活や職場での安定性や効率性との間の緊張や対立を示す可能性があります。この期間は、新しいアイデアや行動を導入することによる緊張や変革を経験することで、人々がコミュニケーションや学習の方法を再評価し、それらを現実の状況に適応させる可能性があります。

また、この配置は、社会全体が個々の自己表現や創造性の価値を認識し、それを日常生活や職場での仕事にどのように統合することができるかについて、新しい洞察や理解を得るチャンスを提供するかもしれません。

第3室で牡牛座の太陽と月のコンジャンクションが、第1室で魚座の海王星とセクスタイル(60度)

第3室での牡牛座の太陽と月のコンジャンクションは、我々の日々のコミュニケーション、思考パターン、近所や兄弟姉妹との関係についてのスポットライトを浴びせています。これはまた、私たちの短期的な学習と情報の交換にも影響を与えます。牡牛座の特性は、実用性、忍耐力、忠実さ、確固とした価値観を意味します。

一方、魚座の第1室にある海王星は、集合的な意識、慈悲、理解、そして想像力を高める傾向があります。それはまた、個々の自我や自己の境界を曖昧にし、大きな全体に溶け込む傾向があります。

これらの配置がセクスタイル(60度の角度)で互いに繋がっている時、これは一般的に流れがスムーズで、これらのエネルギーが互いに協力的に働くことを示します。この場合、社会的には、我々の日常的なコミュニケーションと思考パターンが、より包括的で共感的な視点を採り入れることが容易になります。情報の交換や学習が共感的、想像力豊かで、より理解を深めるためのものになります。

また、個々の自我と価値観を保持しつつも、大きな全体に対する理解と慈悲を深めるバランスを見つけることが強調されるでしょう。これは、社会全体がより共感的で理解力のあるコミュニケーションと情報交換の方法を探求する良い時期を示しています。

第1室で牡羊座のキロンが第5室で蟹座の金星とスクエア(90度)

第1室で牡羊座のキロンが第5室で蟹座の金星とスクエア(90度)の角度を形成している時、これは社会的な課題や緊張を示しています。

キロンは「傷ついたヒーラー」の象徴として知られ、私たちが経験した傷や苦しみから学び、成長し、他者の癒しに貢献する方法を示しています。牡羊座に位置すると、キロンは自我、自己主張、そして行動に関する課題を強調します。これは、自己の価値や能力に対する不安、または過度な自己中心性と闘うことを示すこともあります。

一方、金星は愛、美、価値観、そして人間関係を象徴し、蟹座にあると、家庭、感情の安全、そして深い感情的なつながりが強調されます。

スクエアのアスペクトは、これら二つのエネルギー間の緊張や衝突を示しています。この場合、個人の自我と行動の問題(キロン/牡羊座)と愛、価値観、家庭、そして感情的な関係(金星/蟹座)の間での緊張や調和を必要とする問題が発生する可能性があります。

社会的には、これは個々人の自己主張と共同体や家族の需要との間のバランスを見つけることが焦点になる可能性があります。また、自己の価値を見つけ、自分自身を愛する能力と、他者との深い感情的なつながりを持つことの間の調和も重要なテーマとなります。この期間は、傷ついた自我や不確かな自己価値感を癒し、より健全で成熟した関係を築くための機会となります。

第1室で牡羊座のキロンが、Mcとトライン(120度)

キロンが牡羊座の第1室にあり、それがMC(天頂)とトライン(120度)を形成しているとき、それは社会的な癒しと自己認識の増大を示唆しているかもしれません。

キロンは「傷ついたヒーラー」の象徴で、我々が体験した痛みや困難を通して学び、成長し、他者を助けることを表しています。牡羊座のキロンは、個々の自我、自己主張、そして行動に関する課題を強調します。それは自己の価値や能力への不安、あるいは自己中心性との戦いを示すことがあります。

一方、MCは通常、私たちの社会的地位、目標、そして公的な生活を象徴しています。キロンがMCとトラインを形成しているとき、個々人が自己認識を深め、自己の価値を再認識し、それを社会的な目標や職業的な成功に反映させることが可能になると言えます。

社会全体として、この配置は自己成長と自己認識の大きな機会を示しています。それは個々の自己成長が全体の社会的進歩に影響を与えることを示しています。人々は自分自身の困難を克服し、それを他人のための癒しに変える方法を見つけるかもしれません。それは、誰もが自己の価値を認識し、その価値を社会全体に反映させることを求めている可能性があります。

今回は以上です。