1月7日は蟹座の満月です。

1月7日午前8時8分、蟹座16度で満月となります。

まず、いつものように、蟹座16度のサビアン・シンボルを見てみましょう。

蟹座16度のサビアン・シンボル

蟹座16度のサビアン・シンボルは、「とても古い書物を頼りに、自分の前にあるマンダラを研究している男」です。世界や自分、また自分のなかの心や頭脳など、あらゆるものは、ある基本的な法則に従っているのではないかと考え、この基本的な仕組みについて関心をもった姿をあらわしています。この男は、経験的に思ったり考えたりするのではなくもう少し構造的にものごとを考えてみたいを思っています。マンダラというのは、人間や世界の基本的な仕組みをあらわした図形で、エニアグラムもその部類だといえますが、これらは宇宙のなかにある、2つの対立した原理や、そのさまざまな多様なバリエーションを、全体的に構造性で推理できる生命の設計図です。まさに、フラワーオブライフもその中に入ります。フラクタル構造を持った、「部分の中に全体がある」、そんな構造を表しています。全ては、部分の中にあり、全体は部分の中にある、そんなことに気づく、そういうことを象徴的に表しています。

星々の配置から読み取れること

太陽、水星のコンジャンクション(0度)と月のオポジション(180度)にキロンがTスクエア(90度)

太陽、そして水星のコンジャンクション(0度)に、月がオポジションをとり、そして、この両者にキロンがスクエア(90度)をとるTスクエアを作っています。太陽は表に出ている事実を、月は大衆の意識を表し、水星は、通商、貿易、コミュニケーションを表します。これに、癒しと予言の星、キロンがTスクエアになっているのです。

これからも、まだ戦争は続き、資源、エネルギー、食糧の物流も回復せず、物価も高止まりでしょう。そして、医療関係もまた、コロナの変異種とか、医療の逼迫とか、そういう事態が起こり得ると、大衆は思っているし、実際に起こり得ることを表しているように思います。

天王星が太陽、水星とトライン(120度)、月とセクスタイル(60度)

コミュニケーションの部屋にある天王星が、上記の太陽、水星、月と調和的な座相をとっています。

天王星は大変革の星でもありますので、コミュニケーション、物流などにおいて、技術革新を導き、現在あるサプライチェーンがうまく機能しない問題や、経済政策などの面で、改善に寄与する可能性があります。

木星が金星とセクスタイル(60度)、リリスとトライン(120度)

拡大発展の星、木星が、まず、第1室にある金星、第6室にあるリリスと調和的な座相をとっています。

第1室の金星は、国民の経済を表し、第6室にあるリリスは、雇用問題、健康や医療の問題において、国民に知らされていないことを表しているように思います。国民の経済、特に金融を金星は表しますので、金融面で例えば、円高に揺れ戻しがくる、日銀の金融政策の変更によって国民が利益を得る、そのようなことが考えられます。また、雇用や医療関係で国民に知らされていなかったことが明るみに出て、悪いことをしていた者たちが処罰されるのかもしれません。

火星が金星とトライン(120度)、キロンとセクスタイル(60度)

火星は逆行中ですが、1/13には順行に戻ります。火星は、戦争や疫病を表すと同時に、ポジティブな意味では、バイタリティ、ガッツなんかを表すので、特に癒しと予言の星であるキロンと吉角を作っているということは、良い意味をもたらすかもしれません。例えば、財政を表す第2室のキロンが、人々の家庭を表す第4室の火星の積極性を引き出して、予算の面で、家庭、病気の患者などに、積極的に予算を配分することが実現するかもしれません。18歳以下の子供一人当たり月五千円の手当を出す、というような報道もありますので、そういうことを表しているのかもしれません。

ヴェスタが太陽とセクスタイル(60度)、月とトライン(120度)

ヴェスタは、自己犠牲と竈門の神です。これが、太陽、月のオポジションを仲裁しています。

太陽は現実を、月は大衆の意識を表すとすると、第1室の表す国民自身の中に、自己犠牲感が生じていて、第12室の表す医療関係、病院、の現実を表す太陽と、雇用問題、そして重なりますが医療の問題において、国民の犠牲が生じている、特に家庭の犠牲、実質賃金の低下の問題、そういう問題が、大きく取り上げられ、改善される余地も、この先あり得ます。

コロナ、インフルエンザだけでなく、他の重篤な疾病の患者が、適切な医療を受けられない、そういう医療関係での問題、そして、実質賃金の低下の雇用関係の問題、これらが同時に、国民の自己犠牲を強いている現状が明らかになり、政府もその改善に努力する、そういうことがこの先起きる、と読めます。

Mcと土星がスクエア(90度)

国民の中の困難、不幸を表している第1室の土星ですが、これが、政府を表すMcと不調和座相であるスクエア(90度)をとっています。

政府の現行の政策で、取りこぼされる国民がいることを表しているように思います。

例えば、相対的貧困、子供の貧困、ヤングケアラー、こういう問題が見過ごされており、これにつける予算も十分ではありません。これは今後の課題として残るでしょう。

土星は、今回は、他に強い座相を持っていませんが、やはり、まだ、天王星とのスクエアも緩いながらもありますので、地震も注意してください。