もう、5年以上前になるが、前世退行催眠を誘導してくれるCDを手に入れた。
そして、その誘導のままに前世かも知れないものをいくつか見た。

そのCDは、リラックスのあと、
「前世に至るトンネルを抜けてください・・・、何が見えますか?」
と言うような感じで、進めてられていく。

一番記憶に残ったのは、ネイティブ・アメリカンのシャーマンというやつだ。

いつものように、前世へのトンネルを抜けると、湖があった。
そしてそのほとりに、円錐形のテントがいくつも見えた。
ネイティブ・アメリカンの人々が、暮らしていた。

そのなかに、酋長ではないけれども、白い立派な鳥の羽のかぶりものをした老人がいた。
とても威厳があり恐そうなのだが、実は慈愛に溢れる人であった。
何故なのかわからないが、このひとが私の前世だと一目みてわかった。

Native American

彼は、精霊と話ができ、未来を予言し、部族の人の病気をまじないや薬草で治したりしていた。
部族の人々から尊敬を受け、部族の守護し、指導していた。
その人の暮らしと一生の間の出来事をダイジェストのように観ることができた。

誘導の声は、その人と話をしてみなさい、そして、何かメッセージをもらいなさい、と促す。

そこで、私は、その人に、「何かメッセージを頂けますか?」と話しかけてみた。
すると、慈愛溢れる目で私を見つめ、「すべての命あるものを敬い、尊重しなさい」という。
その時、私は、その人の計り知れない大きな優しさに触れ、不覚にも感激して声を出してわんわん大泣きしてしまった。

心底感動したのだ。自分が心のどこかに置き忘れていた何かが激しく動いた。
何だかこんなに感動したのは、本当に久しぶりだと思った。
私が現世でスピリチュアルなことに惹かれたり、占いや魔術を学んだ理由は、彼が私の前世だったから、かもしれない。

また、もちろん、これは前世体験ではないかもしれない。
潜在意識にあるひとつの単なるドラマに過ぎないのかもしれない。
しかし、たとえそうであっても、私の意識に何らかの影響を与えていることは確かだと思う。

そのCDが言うには、そうやって出会った人は、困ったときにどこからかヒントをくれたり、折に触れて、陰からさまざまな気づきを与えてくれるハイヤーセルフなのだという。