1月29日は獅子座の満月です。

1月29日4時17分、獅子座の9度で、満月となります。

まず、いつものように獅子座の9度のサビアンシンボルを見てみましょう。

獅子座の9度のサビアンシンボルは、「自らの呼吸を調節して美しいガラス花瓶を作るガラス吹職人」です。

このシンボルは、破壊と創造に関係していると言われます。破壊されたガラス片をかき集め、それをもう一度溶かして息を吹き込み美しい花瓶にするようなものです。

スクラップアンドビルド、まさに今のこの状況にぴったりな表現です。

しかし、この作業には、物理的な熱エネルギーと精神的エネルギーであるところの情熱が必要です。

環境には、変化を生じさせる物理的なモーメントが、精神には、こうしたい、こうするんだというビジョンと意思、情熱が必要です。この二つのエネルギーがタイミングを合わせた時、粉々のガラス片は、美しいガラスの花瓶へと変化するのです。

今は、この二つのエネルギーがタイミングをあわせている時なのかもしれません。

天空には、美しくも怪しい、Tスクエアが出来ています。獅子座の月と水瓶座の太陽を基本に、牡牛座の火星、天王星がきっちりかっちり、この座相を固めています。これらの獅子座、水瓶座、牡牛座は、「不動宮」と言って、本来動かない性質を持っている頑固な星座です。この3つの星座でTスクエアが起きているということは、妥協の余地がありません。獅子座の月は、チャートの中の第8室に位置しています。第8室は、過去から連綿と受け継いできたものを表します。そして、月は、人間の意識、特に潜在意識や集合的無意識を表します。ですから、この月は、人類が過去から無意識的に受け継いできたモノの捉え方、見方を表すのかもしれません。固定観念なんかも表すでしょう。

そういう古い意識が、新しい現実によって壊され、新しいものが生まれる時なのかもしれません。

新しい現実の方は、太陽、木星、土星、金星や冥王星も関係していそうです。しかも、水星は逆行中で、色々な計画や見通しの再検討の時期に入っています。

計画や方針の再検討、そして、さらに状況が新しくなり、現実が変わる、そして現実に対する認識や評価も変わる、こういう時期に来ています。

具体的には、従来の方針変更、アメリカの政治は、トランプ主義から大きく方針変更する様子です。変更されないところもありますが、だいぶ方針が変わるようですね。

第2室は経済、第4室は内政を表すとすると、特にアメリカの経済政策や内政はトランプの時と比べると大きく変更されます。経済政策は、全く新しい現実で、グリーンとデジタル、それによるグレートリセット、内政で重要なのは、火星と天王星、これは、アメリカに限らず、各国のコロナ対策ですね。新しく踏み出したこれらのものは、相当な抵抗と困難に遭うようです。

感染拡大、暴動、社会不安、貧困、さらに、もしかすると、戦争、無能な指導者、政府、こんなイメージが湧きます。そして、不動宮のTスクエアですので、本来動かないものに大きな力が干渉しあって、崩壊するというイメージも付きまといます。したがって、地震のような自然災害にも十分注意が必要です。

でも、この試練の時期が過ぎれば、希望が待っているかもしれません。