
ヌーベルバーグの巨匠ジャン・リュック・ゴダールの自暴自棄の青春を描いた傑作です。 私は、今までに7回観ました。
若い方はこの映画のこと、知らないでしょう。 ちょっとネタバレになっちゃいますので、知りたくない方は以下はパスして下さい。
無意味なパリの不幸な結婚の暮らしに飽き飽きした、ピエロと呼ばれる男と昔の恋人マリアンヌ(アンナ・カリーナ)は愛の逃避行として南に逃げます。
しかし、結局、ピエロと呼ばれた男(ジャン・ポール・ベルモンド)は、 マリアンヌを銃で撃って殺してしまいます。そして、自分の顔にダイナマイトを巻き付けて爆死してしまいます。
その後に、太陽と海が映され、ランボーの詩の一節が表現されます。
それは、ランボーの「地獄の季節」という詩集の中の「永遠」と題した詩篇の一部です。
Elle est retrouvée. Quoi ? – L’Eternité.
C’est la mer allée avec le soleil.
また、見つかった。何が?ー永遠さ。
海と溶け合う太陽のことさ。