旧暦7月、鬼扉が開く

台北101の風水も監修した、台湾の名風水師、魏さんのブログに記事が載っていましたので、その概要をお知らせします。魏さんには、私もみてもらったことがあります。

旧暦7月(8/19〜9/16)は鬼月と言って、大変縁起の悪い月で、鬼門が開き、怨みを持った魂や魔物が跋扈する、この旧暦7月に、してはいけないこと(禁忌)があるということです。

してはいけないこと

病院に行く・手術を受ける

ただし、体調が悪い時は、この限りではないそうです。なるべくいかない方が良い、手術は伸ばしても構わないならば、伸ばした方が良いということです。

結婚や婚約

地鎮祭、建設、上棟式、引越し

お椀によそったご飯に箸を立てる

悪霊がご飯を食べようとして寄ってくるそうです。

夜、口笛を吹くこと

悪霊の気を引き、不必要な面倒なことを引き寄せてしまうそうです。

野外劇、布袋劇について

日本では、一般的には、野外劇や布袋劇(台湾伝統の人形劇)はやっていないと思いますが、中華街、南京町のようなところではやっているかもしれませんね。その時の注意です。もし、そういう劇をやっているところに通りかかった時、誰もみていなくても、絶対に、なぜ誰もいないのに劇をやっているのだろう?と思ったり、言ったりしてはいけないそうです。これは、亡者に見せるために行っているそうです。

普渡の跡を踏むこと

旧暦7月は、台湾では、「普渡」と言って、あの世からこの世にやってきたご先祖さまと無縁仏をお祭りする儀式を行います。その時、あの世で使うためのお札を燃やして届けたりするのですが、その燃やした跡を踏んだり、跨いだりしないことだそうです。亡者たちが怒り、災いが起きるからだそうです。

水辺や海辺に近づくこと

普段でも事故が起こりやすいこのような場所は、自殺したりおぼれたりして悪霊が多く、自分の身代わりをさせようとするので、多くの事故が起こります。もしご自分の運気があまりよくない状況であれば、事故が起こりやすい危険があるそうです。

山登り

登山に行った人が道に迷ったり、いなくなったりしたお話を聞いたことがあるでしょう。その原因は、山で怨霊に出会ってしまったからです。もし本当に出会ってしまったときは六字大明呪の「オンマーニーパーミーホン」と唱え、観音菩薩様に「オンマーニーパーミーホン」の功徳をもって衆生に回向してもらうのがいいそうです。

オンマーニーパーミーホン

以上ですが、お盆の時期にしてはいけないこと、として日本で言われていることと、共通する部分もありますよね。

そして、もし、怨霊に出会ってしまったら、観音菩薩様のご真言を唱えなさい、というのは、いかにも魏さんらしいです。

観音菩薩様のご真言については、こちら をご参照ください。