新型コロナウィルスは生物兵器なのか?

最近、CBSニュースなどをはじめアメリカの報道機関、NHKをはじめ日本の報道機関でも、「新型コロナウィルスは、武漢のウィルス研究所から漏洩したもの」という疑いをアメリカが強めている、と報道されています。

昔なら、単なる「陰謀説」、「トンデモ話」として片付けられていたものが、最近は、こうやって、主要な報道機関でも報道されるような時代になってきました。

「新型コロナウィルスは生物兵器なのか?」

この件については、私は、高島先生の動画の中で、今年の1月31日に占っています。

そこで、今回は、その結果を、もう一度詳しく見直してみます。

1.周易による結果

この動画の中では、「天雷无妄(てんらいむぼう)」が出ました。私は、この卦を「死んだ卦」と言っていますが、一見死んでいるように見えるのですが、今日見直してみると、これは死んだ卦では、ありませんでした。このことについて今日は詳しく述べます。

まず、この動画の中では、易に対して「生物兵器か?」という質問をしました。

「生物兵器」というのは、今日考えてみると、2つの意味を含んでいると思えます。つまり、

1.「生物兵器とは、人工的に遺伝子を改変して作り、ばら撒いたもの」という意味

2.「生物兵器とは、天然自然のウィルスを、人為的にばら撒いたもの」という意味

の2つの意味があると思います。

占い結果を、周易で読んでみましょう。

「天雷无妄(てんらいむぼう)」は、「天」の下に「雷」があり、これをこのまま読むと、「天然自然」と読めます。

つまり、「人工のものではない」ということです。

「生物兵器というものが、天然自然のウィルスではなく、遺伝子を改変したもの」であることを前提とすると、易は「人工のものではない」と、言っているのです。

そして、「生物兵器か?」という質問を、易にしてみたのですから、それだけをみると、高島先生の動画の中で、当時はよくわからずに「死んだ卦」と言ってしまったのです。

周易は、今回のウィルスは「遺伝子を改変したものではない」と言っていたのでしょう。例えば、炭疽菌のように天然自然のものが生物兵器に用いられる例はありますよね。

では、今回のウィルスが、「天然自然」のものであるとして、「人為的に撒かれたものか?」という問いについてみてみましょう。つまり、上記の2の意味を追究してみましょう。

この点、「天雷无妄」では、よくわからないので、「天雷无妄」のグループの最初の卦(首卦)の「巽威風(そんいふう)」を、動画の中でみました。

「巽為風」は、中心から風が四方八方に吹く、という意味です。動画の中で、私は、これを、「人為的に撒いた」と解釈しました。しかし、「巽為風」は、「四方八方に広がる」という風にだけ解釈した方が良かったかも知れません。

というわけで、周易は、「天然自然にあったウィルスが、自然に拡散した」と言っていたのでしょう。

しかし、動画の中では、私は、「天然自然のものではないんじゃないか」とも言っています。それは、以下の「断易」の結果を考慮したからです。

2.「断易」による結果

それでは、もう少し詳しく、「断易」でみてみましょう。

周易で「死んだ卦」と私が言った、この「天雷无妄」ですが、「断易」で詳しくみてみると、「暗動(あんどう)」という現象が起きていることがわかりました。

この「暗動(あんどう)」というのは、変化しない爻(静爻と言います)が、月や日、他の爻の影響を受けて、表面的には目に見えない状態で変化することを言います。「生物兵器」にはぴったりの爻の表現ですね。

この「暗動(あんどう)」は、上爻、つまり第6爻で起きています。第6爻をみて頂くと、この「妻財戌土」は、月の干支の丑と同じ「土」なので、力を得ますが、日の干支の酉とはあまり相性が良くなく、弱められています。

そして、「戌」は、第3爻の「妻財辰土」の「辰」と「朋冲」の関係になっています。この点でも「戌」は弱められています。

しかも、この「戌」は「空亡」していますから、さらに弱められます。

ということで、この第6爻は、ほぼ極限まで弱められています。それで、「動く」、つまり変化するのです。

そして、この「妻財」というのは、人が作り出したもの、使うもの、流通させるものということで、やはり、「生物兵器」にはぴったりです。

おまけに、この「妻財」には、「白虎」がついています。「白虎」は、文字通り「兵器」、「病気」を表しますから「生物兵器」で間違いないです。

ということで、今回の「新型コロナウィルス」が、人工的なものである疑いが濃厚ですが、仮に天然のものであったとしても「兵器」として使われたもの、と言えます。

次に、「どこで、誰が」撒いたのか?について考えてみます。

「断易」のチャートをもう一度見てみましょう。「妻財」は、2つあることに気付きます。すなわち、第6爻の「妻財戌土」と第3爻の「妻財辰土」です。両方とも、「妻財」ですので、ウィルスを表します。

さらに、第1爻から第3爻までは、「内卦」と言って、近い場所を表しますので、確実に中国国内を表します。特に第3爻は「都市」を表します。第4爻から第6爻に行くに従って、遠くの地を表します。第6爻は確実に「海外」です。

従って、「妻財」が第3爻と第6爻に2つあるのは、中国国内と海外の2つの場所が、今回の「新型コロナウィルス」の発生について関係がある、ということを表しています。

動画の中で私が、「国内の研究所から漏れたものかもしれないし、海外から持ち込まれたものかもしれない」と言ったのは、この理由によります。

また、第5爻に病気を表す「官鬼申金」があります。病気はウィルスが引き起こすものですよね。「土生金」と言って、2つの土の気を持つ爻のウィルスが、第5爻の「金」を生じさせています。では、2つある「妻財」のうち、どちらのウィルスが直接に病気を引き起こしたのでしょうか?

この点、「断易」の教科書通りだと、病気の爻(第5爻)に「近い方」をとれ、と書いてあります。この場合、第6爻の方が近いので、第6爻の「妻財戌土」が、病気を引き起こしたという判断になります。

さらに、第5爻の「官鬼申金」には、「騰蛇(とうだ)」がついており、「騰蛇」は、信用できない、偽り、裏切り、突然、びっくり、というような意味があります。

第6爻は、「海外」が発生源ですので、「海外から持ち込まれたもの」が、直接の原因だと読めます。

しかも、偽りや裏切りが、病気の発生に絡んでいるとすると、ウィルスは兵器開発用に海外から国内のどこかに持ち込まれたが、何らかの約束違反、裏切り、偽りがあって、武漢で病気が発生したのかも知れません。

いずれにしても、発生源は、2つの地点が関係していることはおそらく間違いないと思います。

つまり、「海外」と、「中国国内、おそらく武漢」の両方に何らかの事情があるのではないかと思えます。

そして、この「天雷无妄」の卦は、「六冲卦」と言って、チャートの同じ色のところが喧嘩しあっている、という象を表します。「海外」と「中国」は喧嘩しあっているのです。

では、まず、「海外」とは、どこなのか?

そこで、第6爻の「妻財戌土」の「戌」の表す方角をみましょう。戌は、ほぼ「北西」です。

武漢から見て、アメリカは、ほぼ北西にあると言えます(左側のアメリカの中の星印は、ホワイトハウスの位置です)。

ですから、アメリカかもしれません(また、西ヨーロッパはほぼ全部「北西」に入りますから、西ヨーロッパのどこかかも知れませんが)。

一方、発生源を国内だと仮定して、第3爻に着目します。

武漢を表す第3爻の「妻財辰土」の「辰」に着目すると、辰の表す方角は、ほぼ「東南」です。

問題となっている、中国武漢の病毒研究所は、武漢の中心街からみるとまさしく「東南」です(星印は武漢の中心街)。

どちらも、方位まで矛盾なく説明できてしまいます。

どちらなのか?やはり、両方のような気がしてきました。

そこで、次の動画をご覧ください。

この動画の中で、「ちかみつさん」という方が、一つの考えを述べられています。「ちかみつさん」は、エイリアンの「ブリーエイビアン」のコンタクティなのですが、「ブルーエイビアン」によると、「アメリカの東海岸のフロリダ州のオーランドにある地下施設で開発された中程度の毒性の生物兵器をアメリカのCIAが、再間接的に人を雇って、中国でばら撒いた」そうです。

つまり、「CIAの手下が、アメリカからもってきて中国で撒いた」ということです。

これに対して、私は、高島先生の動画の中で、「生物兵器、あるいは、それを開発する前提となる叩き台(生物兵器を作るための原型)が漏れたのかもしれない」と言いました。その可能性もあると思います。

そこで、2つの推論が成り立ちます。すなわち、

1.「ちかみつさん」の説とほぼ同じ。

2.武漢の研究所で培養・研究していたものが、何らかの事情で外に漏れた。

そこで、人工的なものか、天然自然のものか、これをもう一度詳しく検討してみます。

「断易」のチャートをもう一度見てみましょう。

ウィルスを表す第6爻は、他の爻や、月、日の暦からダメージを受けて、最初から自然らしさがありません。「妻財」とは、そもそも、「人が作ったもの」というようなニュアンスがあります。天然自然の状態ではなくて人が手を加えたのでしょう。そして、白虎は「兵器」、「病気」を表しますので、兵器として完成したものではないにしても、天然のウィルスをベースに何らかの実験などをして兵器としては不完全な開発途上のウィルスだったのかも知れません。

では、第3爻の「妻財辰土」はどうなのかというと、第3爻の「妻財辰土」は、最初から、けっこう強いです。そして、第3爻には、「朱雀」がついています。「朱雀」は、情報やコミュニケーション、学術研究なども表します。そして、「海外」のウィルスが、「弱い」のに、中国に来たら、「強く」なっているのです。ということは、第6爻の「海外」で開発していたウィルスを誰かが研究用に第3爻の中国に持ってきて、それを武漢の研究所で培養し、さらに手を加え、元のウィルスよりも「強く」なり、何らかの事情で外に漏れたのかも知れません。

大体、言い出した奴が一番怪しい、という経験則のもとに外に漏らした張本人は、アメリカかも知れません。ウィルスの発生場所について述べたところの六冲卦で喧嘩しあっていることもその根拠になりますが、それ以上の根拠は、断易のチャートの「裏卦身」の「兄弟卯木」の存在です。この「兄弟」というのは、「ライバル」を表します。現在の中国の最大のライバルはアメリカですね。しかも、この「卯木」は、大変に弱い。この「弱い」というのは、潜んでいて、姿を見せない、尻尾を掴まれない、という意味に解釈できます。この卦の主人公、黒幕は、アメリカに間違いないです。

3.結論

ここまで説明したことをまとめます。

占いの結果から考察できる結論は以下の4つのうちのどれかです。

1.自然発生した天然自然のウィルスが、武漢市内で人に感染し、広まった。(周易の結論)

2.武漢の病毒研究所で保管していた遺伝子操作したかも知れないウィルスが、何らかの事情で外に漏れて感染拡大した。(最近の報道によるアメリカの主張に近い)

3.アメリカで開発された生物兵器を、アメリカ関係者が、中国武漢で撒いた(ちかみつさんの説)。

4.アメリカ由来の生物兵器開発途中のウィルスが、少量の株として、武漢の研究所にもたらされ、培養・改変中、アメリカの裏切りの手によって盗み出され、武漢市内に撒かれた(断易を重視した私の考え)。

永遠に真実は藪の中でしょうが、あなたは、どう考えますか?