7月3日は山羊座の満月です。

7月3日午後8時39分、山羊座の11度で満月となります。

まず、いつものように山羊座11度のサビアンシンボルから見てみましょう。

山羊座11度のサビアン・シンボル

山羊座11度のサビアンシンボルは「キジの大きな群れ」を表現しています。この度数は山羊座的資質を積極的に使用していく度数で、10度までの体験において獲得した社会適合力や常識力を、無茶をする勢いで積極的に打ち出していく度数です。山羊座が10度までで獲得した資質とは「社会適合力」や「常識力」で、11度から15度の領域では、この山羊座独特の視野を使用していろんなことにチャレンジしていくことになります。
山羊座が11度までで獲得した資質は「現実的な視野」で、現実的な思考で社会に適合するための姿勢を磨いてきたのですが、11度からは、そんな「社会適合力」を積極的に活用していくことになります。失敗を恐れずに新しいことにチャレンジして試していくという特性も持っています。
山羊座は10度までの体験において、「社会を作っていくぞ」という意志である「社会力」をベースとして社会に溶け込んで柔軟に対応できる「社会適応力」、職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な「社会人基礎力」を磨いてきました。そして、1度では「みんなで社会を築くぞ」という「社会力」を発揮し、2度から10度の体験においては「社会人基礎力」や「社会適合力」を身につけました。自分の属する社会を素直に受け入れて、そこに溶け込み、人々と協調してやっていける姿勢が身についたとされています。そして、11度から15度の領域では、この資質を使用して、企業や共同体の一員として積極的に仕事をこなし、成果を上げていくことになります。

惑星の配置から読み取れること

蟹座で第5室の太陽と蟹座で第6室の水星がコンジャンクション(0度)

太陽と水星のコンジャンクションは、知識と理解(水星)が自己の本質やアイデンティティ(太陽)と深く結びついていることを示しています。蟹座においては、これは感情、直感、家族や家庭に関連するテーマに特に関係している可能性があります。

次に、これらの天体が第5室と第6室に位置しているという事実を考慮しましょう:

第5室は創造性、表現、自己表現、恋愛、子供、楽しみ、遊びなどを象徴します。太陽がこの室に位置している場合、これらのテーマが個人の自己認識や生命力に大きく影響を与え、強調されることを示します。

第6室は日常のルーチン、健康、仕事、サービス、自己改善などを象徴します。水星がこの室に位置している場合、これらのテーマに関するコミュニケーションや思考が強調されることを示します。

これらを組み合わせて解釈すると、蟹座の太陽と蟹座の水星のコンジャンクションは、社会全体の中で感情的な表現と創造性(特に家庭や家族に関連するもの)が強調され、日常生活や仕事の中での感情的なコミュニケーションや思考が活性化する可能性を示しています。

蟹座で第5室の太陽と蟹座で第6室の水星のコンジャンクションが、山羊座で第11室の月とオポジション(180度)

まず、太陽と水星のコンジャンクションは、個人のアイデンティティ(太陽)と知識や理解(水星)が密接に結びついていることを示しています。これらが蟹座にあるとき、感情的な側面、家庭や家族、そしてセキュリティといったテーマが強調されることが多いです。

次に、月は感情、直感、反射的な反応、そして母性や家庭といったテーマを象徴します。月が山羊座にあるとき、これらのテーマが実用的、組織的、または野心的な方法で表現される可能性があります。

また、オポジションのアスペクトは、しばしばテンション、対立、またはバランスを求める挑戦を示します。この場合、蟹座の太陽と水星(感情的な自己表現とコミュニケーション)と山羊座の月(実用的な感情と直感)の間のテンションや対立が示されています。

これらの天体が特定の室に位置しているという事実も重要です:

第5室(太陽)は創造性、自己表現、楽しみ、恋愛、子供などを象徴します。 第6室(水星)は日常のルーチン、健康、仕事、サービス、自己改善などを象徴します。 第11室(月)は友人、社会的な関係、希望、夢、願い、集団活動、そして社会的な目標を象徴します。

したがって、この配置は社会全体に対して、個々の自己表現と日常のコミュニケーション(特に家庭や感情に関連するもの)が強調される一方で、それが集団の目標や社会的な結束といったものと何らかの形で対立する可能性があります。

山羊座で第11室の月が、牡牛座で第3室の木星とトライン(120度)

月と木星がトライン(120度)の角度で接触しているとき、これは通常、感情的な満足感、楽観主義、そして一般的な運の良さを示しています。月は感情と直感を象徴し、木星は拡大と成長を象徴します。したがって、このアスペクトは一般的に感情的な豊かさと満足感をもたらすと考えられます。

月が山羊座の第11室にあると、これは一般的に友情、希望、願望、そして集団活動における感情的な関与を示します。山羊座は構造、規律、責任を象徴します。したがって、これは一般的に集団や友人との関係における責任感を示す可能性があります。

一方、木星が牡牛座の第3室にあると、これは知識の拡大、旅行、学習の欲求を示しています。牡牛座は物質的な価値と快適さを象徴します。第3室はコミュニケーション、近所、兄弟姉妹、初期教育を象徴します。したがって、この配置は物質的な価値に基づいて知識を広げたり、コミュニケーションスキルを向上させたりする欲求を示す可能性があります。

月と木星がトラインの関係にあると、これは一般的に、知識と情感の間の調和を示します。つまり、この配置は、友人や社会的なグループとの関係(月)と、知識や学習の欲求(木星)との間にバランスを見つける能力を示しています。

社会に対する影響という観点からは、この配置は、他人との良好な関係を通じて知識を共有し、学習の機会を広げる能力を強調していると解釈できます。それはまた、集団の一員としての責任と、個々の学習と成長の欲求との間でバランスを取る能力を示している可能性もあります。

山羊座で第11室の月と魚座で第1室の逆行中の土星がセクスタイル(60度)

山羊座で第11室の月と魚座で第1室の逆行中の土星がセクスタイル(60度)であるときの社会に与える影響を考えるとき、それぞれの位置の意味を理解することが重要です。

山羊座で第11室の月は、個々が非常に友好的で、偏見がなく、多くの友人を持ち、世界をより良い場所にしたいという願望があることを示しています。これは、実用的で深く内省的な視点から、自己に非常に高い基準を設定し、全てのことに対して完璧を求める傾向があることを示しています。また、この組み合わせは、愛情深く、思いやりがあり、魅力的で、大きなグループの中で上手く機能する能力を増幅させる可能性があります。

一方、魚座で第1室の逆行中の土星は、良い結果と悪い結果の両方をもたらす可能性があります。この配置が良い影響を持つとき、それは創造性、スピリチュアルな成長、直感力、神聖なガイダンスなどを祝福し、友人関係を通じて良い結果をもたらすことがあります。しかし、この配置が悪い影響を持つとき、それは健康、寿命、職業、財務、評判、権威、認識などの問題をもたらす可能性があり、友人関係を通じて様々な種類の問題を経験する可能性があります。

セクスタイル(60度)は、二つの惑星が高い互換性を持つ位置にあることを示しています。このアスペクトは非常に協力的で、それぞれの惑星のエネルギーが他方を励まし、互いに制約するのではなく、前進させることを意味します。

全体として、この天体配置は個人とコミュニティの中での役割と責任、そしてスピリチュアルな探求と自己理解の間に可能性と機会があることを示しています。社会全体としては、一部の人々が集団の中でより積極的な役割を果たし、他人を助け、良い影響を与えることを望む傾向があるかもしれません。それはまた、より高いスピリチュアルな成長と理解を追求する人々が増えるかもしれません。しかし、友人関係や社会関係に問題をもたらす可能性もあるため、注意が必要です。

魚座で第1室を逆行中の土星が、蟹座で第5室の太陽と蟹座で第6室の水星のコンジャンクションとトライン(120度)

魚座で第1室を逆行中の土星: 土星が逆行すると、それは自己内省と探求の時期を示しています。この配置は、生まれつきの創造性、スピリチュアルな成長、直感力、神聖なガイダンスなど、多くの良い結果をもたらす可能性があります。また、友人関連の成果も示しており、友人が成功、金銭、名声、権威を得ることにより、あなた自身が多くの利益を得ることができます。しかし、全体的なホロスコープや他の惑星の影響により、この配置は一部の問題を引き起こす可能性もあります。これには、健康、寿命、職業、財政、評判、権威、認識などの問題が含まれます。

蟹座で第5室の太陽と蟹座で第6室の水星のコンジャンクション: 惑星がコンジャンクション(同じサイン内)になると、そのエネルギーは結束し、強化されます。この配置は、特定のエリア(この場合は太陽と水星が配置されているエリア)での強力なエネルギーを示しています。ただし、これが具体的に何を意味するかは、太陽と水星の配置がどのハウスにあるかによります。

土星が太陽と水星とトライン(120度): トラインアスペクトは、ハーモニーと流動性を示しています。このアスペクトは、互いに協力し、お互いを持ち上げるエネルギーを示しています。土星が太陽と水星とトラインになると、土星のエネルギー(秩序、構造、規則)が太陽(自己、生命力)と水星(思考、コミュニケーション)のエネルギーと調和し、これらのエリアでの成長や発展を促進します。

山羊座で第12室を逆行中の冥王星が牡牛座で第3室のドラゴンヘッドとスクエア(90度)

第12室の山羊座で逆行中の冥王星:冥王星は変容、パワー、再生を表し、その逆行はこれらのエネルギーを内面化する傾向があります。山羊座は規律、現実性、野心で知られる地のサイン。無意識、隠れた力、秘密のハウスである12ハウスにある場合、この配置は、おそらく権力構造の変化、深い内省、隠された真実の暴露という形で、社会レベルでの重要な変容を示すことができます。ただし、逆行中であるため、こうした変化はすぐには現れないか、表面化するのに時間がかかるかもしれません。
第3ハウスの牡牛座にある北ノード(ドラゴンヘッド):牡牛座は粘り強さ、信頼性、美と快適さを愛することで知られるサインです。第3ハウスは、コミュニケーション、身近な環境、早期教育に関係している。これは、より実用的で信頼性の高いコミュニケーションや学習、そして身近な環境の美しさや快適さを重視する社会的傾向を表しているのかもしれません。
スクエア・アスペクト占星術におけるスクエア・アスペクトは、関係する2つの要素のエネルギー間の挑戦や緊張を表します。この場合、第12ハウスの山羊座にある冥王星の変容のエネルギーと、第3ハウスの牡牛座にある北ノードの現実的で持続的なエネルギーが対立しています。
これらの要素から、この占星術的配置は、社会における緊張と挑戦の時期を示唆しているのではないかと推測できます。第12ハウスの逆行中の冥王星が示す隠れた変容は、第3ハウスの牡牛座北ノードが表す、実用的で信頼できるコミュニケーションへの社会的衝動と対立するかもしれません。これは、情報公開をめぐる対立、隠された権力構造と公的なコミュニケーションとの間の緊張、あるいは深く変革的な変化と安定や快適さを求める気持ちとのバランスをとるための葛藤など、さまざまな形で現れる可能性があります。

獅子座で第7室の火星と金星のコンジャンクション(0度)

火星と金星がコンジャンクション(0度)である時、一般的には、それらの惑星が互いに深く関連し、そのエネルギーが統合されることを示します。これは通常、情熱的な感情、創造性、そして行動の組み合わせを表現します。

また、第7室はパートナーシップ、契約、法律、公開される場所などを象徴しています。この家にある惑星は通常、人間関係や対人関係における課題やテーマを表します。

獅子座は豪華さ、創造性、自己表現、リーダーシップなどを象徴しています。獅子座に位置する惑星は、これらのテーマを強調し、より情熱的で劇的な表現を促します。

したがって、この配置は社会的には、情熱的で創造的なパートナーシップとコラボレーションの増加を示す可能性があります。また、公開される場所での豪華さやドラマの増加を示す可能性もあります。

牡牛座で第3室の天王星が、獅子座で第7室の火星と金星のコンジャンクションとスクエア(90度)

第3室の牡牛座天王星は、型破りで革新的、さらには反抗的な考え方やコミュニケーションをする可能性が高いことを示しています。特に牡牛座のテーマである物質的な所有物、快楽、安全などに関する分野では、伝統的な考えや価値観に異議を唱えるかもしれません。第3室はコミュニケーションを表すので、革新的で反抗的な考えは、他人とのコミュニケーションの中で表現される可能性が高いです。フランスの暴動はこの影響かもしれません。
第7ハウスの獅子座にある火星と金星のコンジャンクションは、あなたの人間関係やパートナーシップ(第7ハウス)が情熱、エネルギー(火星)、愛、喜び(金星)に満ちている可能性を示唆しています。獅子座は、ドラマチックな才能、賞賛されたい願望、寛大な精神をこれらの関係に加えます。
これらの惑星間のスクエア・アスペクトは、緊張と挑戦を表します。型にはまらない考え方やコミュニケーション(第3ハウスの牡牛座天王星)と、情熱的でドラマチックな人間関係(第7ハウスの獅子座火星と金星のコンジャンクション)の間で葛藤が生じるかもしれません。

今回は以上です。