少年にメカ好きの心を芽生えさせたオモチャ

小学生の頃、親の家業が順調だった頃、親にせがんで、「マイキット」という電子部品のおもちゃを買ってもらったことがあります。

こんな感じのです↓

この中で、いちばん高い、「マイキット200」を買ってもらいました。

アタッシュケースのようになっていて、蓋を開けると中にぎっしり電子部品が整然と並べられています。そしてその電子部品には全てに通し番号がついていました。

私がメカメカしいものに目覚めた2番目くらいのオモチャだったかもしれません。

それぞれの電子部品にはスプリング式の端子があり、小学校の豆電球の実験の時に使うような赤や青のビニールで被覆された長さが何種類かある細いコードがたくさん付属していて、スプリングの端子に挟んで電子部品どうしをつなぐことができます。

電子部品どうしを接続させて回路を作り、ラジオとか、モールス信号を打つことができる装置とか、200通りの装置を作ることができます。

もちろん分厚い説明書が付属していて、それぞれの装置の回路図の横とか下に、通し番号の何番と何番をつないで、ということが書いてあります。そうやってラジオなんかが作れてしまうというものです。こんな感じです↓

これには夢中になりました。学校の勉強なんか全くしませんでした。説明書に書いてあったほとんどの回路を作りました。黒いアタッシュケースのようなものが、200種類の電子装置になるのですから、寝食を忘れてやっていたように思います。

電子工作の喜びを知った少年は、その後、中学、高校になって、メカニカルエンジニアリングの分野、つまり、バイクや車のメカに興味を持つようになります。こうやって、メカ好きの心が養われていったのです。

今でも、暇とハンダごて、ドライバー、ラチェットレンチなんかがあれば、たいていの家電や車、バイクのメカは自分で直してしまいます(ただしちょっと昔のもの限ります、最近のものは何でもコンピュータが入っているのでちとわかりません)。