安くて美味しい家飲みワイン3選〜白ワイン編(2)

今日は、大好きな甲州ワインを3つご紹介。全部辛口です。食事によく合います。どれも、和食で飲めます。

Honjo Old

うちの親父が飲んでいた(今も飲んでいる)ワインです。

白ワインといえば、これでした。辛口です。僕のワインの原点はこれです。

ワインというより、「ブドウ酒」という方が僕にとってはしっくりきます。

岩崎醸造という勝沼の蔵元が造ってます。

僕は、これが白ワインでは世界一だと今でも思っています。

ウィーンに行った時、「ホイリゲ(地元の居酒屋)」に入って、ワインを飲んだのですが、これはまさに、その味でした!

ぜひぜひ「モツ煮込み」や、「かぼちゃのほうとう」といっしょに是非飲んでみてください!

甲州では一升瓶で売ってます。

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岩崎醸造 ホンジョ— 甲州ドライ 大樽貯蔵 2017 720ml 辛口白ワイン
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グレイス甲州

シュール・リーという製法で作られた超辛口ワインです。微炭酸で、少し舌にピリリときます。

ロワール河口付近のナント(アンリ4世がカトリックと同等の権利をプロテスタントに与えたナント勅令で有名な)地域ではミュスカデという種類のワインを造っています。そこは、シュール・リーというワイン製法をしています。

普通は発酵が終わったあとはワインの澱(おり)を取り除きます。これは澱の持つ匂いなどがワインに移るのを防ぐためです。

シュール・リーとはフランス語で「澱(おり)の上」という意味です。ワイン樽の中の透明なワインが澱の上にある状態で醸造されます。

澱(おり)とワインをタンクのなかで接触させておくことで、澱(おり)の主成分である酵母菌体が自然と分解して
アミノ酸やペプチドがワインに溶け込みます。これにより、香りや味の深みをワインに与えるのです。

シャンパンも二次発酵の過程で澱(おり)と接触させるシュール・リー(SUR LIE)を行います。

だから、同じように、シュール・リー製法で造ったワインも発酵で生じた炭酸ガスがワインに少し溶け込んでいます

この「甲州」も、微妙に炭酸が含まれているので、飲んだときピリッときます。そこが、昔のどぶろくのようでいいのです。

うちの親父は「昔の生葡萄酒はみんなこんな味がした」と言っています。

それから、なんといっても香り。「1000年の間、閉じ込められていた香り」と誰かが言っていましたが、リンゴのようなほのかなよい香りがします。微妙なエステルの香りです。

ミュスカデに似ているように思いますが、フランスの辛口名白ワイン、モンラッシェとかシャブリにも負けてないと思います。

辛口でしつこくなく、きりっとしています。

アジア初のパーカーポイント88点がついた理由もわかります。

記念日なんかに飲むのにぴったりのいいワインです。

大切な人に、持って行ってあげようかなと思います。

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中央葡萄酒 グレイス 甲州 750ml
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アルガ・ブランカ・クラレーザ


「アルガブランカ・イセハラ」という宮中晩餐会に出された高級ワインがあるのですが、これは、それの廉価版だと思っていただければいいと思います。

うたい文句は、「ダシに負けないワイン」です。

和食に合うことを全面的に押し出しています。

和食の全部に合うわけではないけれども、きょうは、ナスの揚げびたしや味噌汁にもあわせてみました。

果実味もほとんどないので、生臭くなることがすくないです。辛口です。

さすがに、刺身と合わせる勇気はありませんが、だし汁なら、十分美味しいです。


いかがでしたか?

甲州ワイン、少し興味を持っていただけましたか?

また、いろいろとご紹介しますね。