
スペインワインの入門編として記事を書き始めたのですが、スペインワインといえば、テンプラリーニョとなってしまいがちなので、今日は少し趣向を変えて紹介したいと思います。
「サン・パウ」というスペイン料理のレストランが東京の日本橋にあった頃、家人を連れて行ったことがあります。
世界最高峰のレストラン、「エル・ブリ」が閉店した頃で、「サン・パウ」が世界一のスペイン料理店なんじゃないか、と言われていた頃でした。
料理に合わせてソムリエがワインも選んでくれるということでお願いしました。
その「サン・パウ」で、イチボのステーキと共に出てきたのが、ファン・ヒルのシルバーラベルでした。
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高くないのに本当に美味しい。モナストレルという品種を100%使った本格的なフルボディです。JAL国際線の機内サービスでも使われているとか。果実味、オーク樽の香り、かすかなほんのりとした苦味が絶妙のバランスをとっています。「サン・パウ」ではお肉と合わせてくれましたが、チーズも合います。シェーブル、ロックフォールなんかがいいのではないかなと思います。
ファン・ヒル入門編、スペインワイン入門編としてはこちらはいかがでしょう。
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フルボディなのにすごい安いですよね。
こちらは、モナストレル75%、シラー25%というセパージュになっています。モナストレルの優雅さはそのままに、シラーのスパイシーさが加わって、とても若々しい、溌剌とした印象を受けます。
このワインのアテには、イベリコ豚の生ハムもいいです。スペインのヤギのチーズもよく合います。
さらに、これは、焼き鳥、焼き肉とかバーベキューに合いそうです。パーティーなんかで仲間と楽しく飲むにはいいと思います。美味しいお肉とマッチして、いくらでもスルスルと飲めてしまうアブナイやつです(笑)。