オイラーの等式

最近、「オイラーの等式」のことが気になっています。
それは、eのiπ乗+1=0という非常にシンプルな等式です。

これは、「博士の愛した数式」に出てくる、博士の愛した数式そのものなんですが、この中には、まさに宇宙のすべてがある、と言ってもいいくらいすごい数式なんです。

これを数列で表すことも出来て、πが使われているために、無限数列になってしまうのですが、πはみなさんご存知のとおり超越数ですから、無限の乱数の数列となります(ニュートンにも載ってましたが、スーパーコンピューターで4兆ケタまで計算したそうですが、規則性が見つからないそうです)。

これが何を表すかといえば、この世の中のすべての意味あるもの、数式、理論、芸術、音楽、言語、歴史、文学、哲学、遺伝子の配列、またどうでもいいつまらないもの、例えば、自分の家の住所や電話番号、はては多くの人にとって大切なもの、例えば、聖書まで丸ごと全て、この数列の中のどこかに存在するということだそうです。

これこそは、エドガー・ケイシーのいう「アカシックレコード」に違いありません。

ある人が言うには、量子コンピューターのような超スーパーコンピューターがあればこの中から情報を検索できるかも知れないそうです。
それは既知の情報はもちろん、未知の情報もです。

Abstract vortex

また、この数式を複素平面でグラフ化すると半円形になり、複素三次元でグラフ化すると、らせん形になります。
円もらせん形も身のまわりのどこにでもあるものですね。宇宙の一部分とも言えるものですよね。その宇宙のほんの一部分が宇宙全体の情報を含んでいるのです。

昔、エドガー・ケイシーの本を読んでいて、「一部が全部を含む」ものの中にアカシックレコードがある、みたいなことが書いてあったのを思い出して慄然としています。

もしかしたら、宇宙は神さまの超スーパー量子コンピューターによる壮大なシュミレーションなのかも知れません。
でもそうなると、世界は決定論かもしれない、ことになります。なぜなら、初期条件を決定していると思われるからです。
決定論だとすると、個人が努力して成功したとしても、それは自由意志ではなく、予め努力して成功するように決められていたにすぎないことになります。

決定論か非決定論か、この世界はどちらなのでしょう?