太陽フレア活発化の状況下で30年前の人と無線交信した話

「オーロラの彼方へ」というSF映画がありました。以下映画のネタバレですので、ご注意ください。

1969年、太陽フレアの活発化により、ニューヨークにオーロラが出現しました。消防士のフランクは、息子のジョンと妻のジュリアを残して、消火活動の際、殉職してしまいます。

それから30年後の1999年、父親が殉職した30年前と同じように太陽フレアが活発化します。刑事になった息子のジョンは、彼女にフラれてしまい、手慰みから、父親の残した無線機のスイッチを入れていじっていました。すると、なんと30年前の自分の父親のフランクと無線が繋がってしまいました。

息子は、父親が危険な任務で殉職してしまう運命を告げ、父親はおかげで、殉職しない運命を選ぶことができました。しかし、代わりに、今度は母親が犠牲になってしまう、というようなお話でした。いわゆる「タイムパラドックスもの」に分類されるのがこの映画です。

ヒュー・エヴェレットの多世界解釈を前提にすると、この現象は、時空連続体が量子もつれを起こし、お互いの世界が繋がってしまったと、今なら解釈されるのではないでしょうか。太陽フレアから生じる磁気異常のために、30年前の父親のいた世界と30年後の息子のいる世界との間を無線の電波が飛ぶことが出来たと考えられます。

こう考えると、タイムトラベルとは、パラレルワールドの間の旅と同じです。30年前の父親のいた世界と、息子のいる30年後の世界は、パラレルワールドなのです。

現在でも量子をテレポートさせる実験にはすでに成功しています(こちら を参照してください)。量子テレポーテーションを使えば、何百億光年離れた宇宙の果てまでも一瞬で情報が伝わります。きっと異星人は、物理3次元で電波を使って通信をしているのではなく、この量子もつれを使った通信手段を使っていることでしょう。

タイムトラベルとワープは結局パラレルワールドの移動という意味で同じものだとすれば、量子もつれを通じて、過去と現在との間、現在と未来との間で情報のやりとりができるかも知れないと私は思っています。もしかすると、この映画のように今の技術でも通信ならできるかも知れません。

そして、もう一言付け加えさせて頂けば、占いもリモートヴューイングも、量子もつれが関係しているのかも知れません。未来、あるいは異なる場所の情報を、量子もつれを通して受け取ることができるということかも知れません。