すばらしき世界 を観ました

映画館で観たいと思っていた「すばらしき世界」をオンデマンドで観ることができました。

ネタバレに少しなってしまいますが、これから観ようと思っている方は、スルーしてください。

16歳の頃に少年院に入って以来、これまで人生の大半を刑務所で過ごしてきた主人公が、最後に犯した殺人の13年の刑期を終えて出所するところから物語が始まります。

今度こそヤクザの世界から足を洗い真面目に生きていきたい、と願う主人公に、世間の風は冷たいのです。ただ、その中で、保護師をしている老夫婦(橋爪功と梶芽衣子)、スーパーの店長(六角精児)、そして、主人公を題材に小説を書こうとしている青年(仲野大賀)、そして福祉事務所の職員(北村有起哉)は、かなり親身になって色々と面倒を見てくれます。

しかし、少年時代からこのかた、ヤクザの世界で切った張ったしかやってこなかった主人公ですので、やはり、いろいろと壁にぶち当たります。ケンカも少々あり、周囲の人に見放されそうになります。そしてつい、古い義兄弟(白竜)に連絡してしまい、一時は、またヤクザの世界に逆戻りしそうにもなります。

それでも、周囲の人に恵まれ、また、出所後に借りたアパートに帰ってきます。そして、なんとか介護施設に就職が決まり、これから、という時に、最後、事件が起きます。ここでは何の事件かは言わないでおきます。

ああ、この人は、これからなのに可哀想だなあ、と思う反面、これでよかったかもしれないなあ、とも思いました。

自分の現実は自分が作るのだなあ、という思いをここでもしました。私たちは、思い通りにならない時、世の中を恨んだり、イジケたり、拗ねたり、人を恨んだりしがちです。

主人公は、弱い者がいじめられているのは我慢できません。キレると収拾がつかなくなります。でも、本当は、心根の真っ直ぐな、優しいところもあるんです。でも、社会は道を踏み外した人を簡単には受け入れません。

でも、道を踏み外すか外さないかは、我々も主人公と紙一重のところもあ李、他人事ではないかもしれません。そういう意味では、とても共感できる、久しぶりに観て、清々しくなるような映画でした。

ケーブルテレビのオンデマンドや、U NEXTでも配信してます。また、東京だと早稲田松竹でもやってますね。

お暇ならどうぞ。

すばらしき世界 オフィシャルサイト