
メルマガ24号にシュタイナーのことをちょっと書きました。
でも、シュタイナーは、とてもとても、一言で片付けることはできません。
そこで、本を読んだり、ネットで調べたりして、できる限りまとめていきたいと思います。
しかし、シュタイナーの思想体系は複雑で膨大なものですので、体系の最初からをいちいち紐解いていたのでは、このブログの読者様にとって必ずしも興味を惹くものにならない可能性があります。
そこで、優先順位をつけて、調べていくことにします。
その優先順位とは、以下の通りです。
1.アーリマンが三千年期(西暦2000年以降)に受肉し、ルシファーとサタン(?)を使って、人類に大災厄をもたらす、ということの意味を詳しく調べること。
2.日本は地球の頂点であり、日本が、世界に起きる大災厄の雛形になり、日本で、数々の大災厄が起きる、ということの意味を詳しく調べること。
3.人類は霊的な進化の途上であり、大災厄が進化を促すことになる、ということの意味を詳しく調べること。
以上をます詳しく調べようと思います。
限られた時間と能力の中でどこまでできるかわかりませんが、やってみたいと思います。何回かに分けてやっていくことになります。
今日はその最初の部分のさわりだけやります。
アーリマンとは何か?
シュタイナーの思想の中で、このアーリマンについての部分が最も魅力的で、かつ最も難解なもののひとつかも知れません。
まず、アーリマンとは、もともとはゾロアスター教の悪神のことで、キリスト教でいうサタンのことのようです。ですので、「アーリマン」とは、キリスト教でいう、サタン、マモン、メフィストフェレスというような存在であるようです。
そして、アーリマンは、物質的、肉体的な欲望を助長させる存在のようです。また、アーリマンは、人間に俗物主義、科学を信じ込ませるそうです。そして人間を小さな党派に分裂させ争わせるそうです。
シュタイナーによると、アーリマンは「絶対的な悪」というわけではなく、人間の霊的進化に関して、一定の役割があるとしています。地球の進化の歴史とも深く関わっているようですが、いまのところは、このくらいの理解があれば十分なので先に行きます。
ミカエルの時代とは?
シュタイナーは、七大天使が、約300年ごとに人間を指導してきたとしています。
すなわち、①ミカエル=紀元前600~200 ②オリフィエル=紀元前200~紀元150 ③アナエル=150~500 ④ザカリエル=500~850 ⑤ラファエル=850~1190 ⑥サマエル=1190~1510 ⑦ガブリエル=1510~1879 です。
そして、1879年から、また、ミカエルが人間を指導している、と言っています。現代は1879年から始まるミカエルの時代です。これは、2300年頃まで続きます。大天使ミカエルは、自由と創造の天使です。
アーリマンと天使たちの闘争が、1841年に始まり、ミカエルら天使たちは、アーリマンを1891年に地上に投げ落としたそうです。
ヨハネの黙示録に獣の数字として語られる666は、アーリマンの眷属の悪魔を表す数字で、666年ごとに攻撃があるそうです。すなわち、666×3=1998年に、紀元後、3回目の攻撃がある、とシュタイナーは予言していました。ノストラダムスが1999年に予言した、空からやってくる「恐怖の大王」とは、このことだそうです。
アーリマンらの悪魔の眷属は、ミカエルら天使たちに地上に投げ落とされましたが、決して、滅んだわけではなく、なんと、我々人間の中に入り込んだそうです。
「2000年代にアーリマンが受肉する」とは?
つまり、2000年代にアーリマンが受肉する、というのは、1998年から強くなるアーリマンが、人間たち、特にヨーロッパの人間たち一人一人の中に侵入したということのようです。
ですので、「受肉する」というのは、誰かひとりのアーリマン的な独裁者が出現する、というよりは、現代に生きている人間一人一人、特にヨーロッパの人間一人一人の中にアーリマン的な傾向が強くなる、ということのようです。
アーリマンのもたらす害悪とは、どのようなものでしょうか?
まず、俗物主義です。今のIOCのぼったくり貴族たちを見れば明らかです。平和と希望の祭典だとか、長崎と広島を訪れて平和を世界にアピールするとか、上手に糊塗してはいますが、日本人の感染拡大のことなどお構いなしです。彼らの顔を見ればわかるでしょう。日本人など黄色い猿ぐらいにしか思っていません。我々が感染しようが死のうがどこ吹く風です。金のことしか目にないのです。
次に、科学万能主義です。今回の新型コロナ騒動、感染対策もワクチン効果も「科学的に」立証されているそうです。治験レベルの生煮えな、未完成なワクチンを全世界的に接種させて、政治家たちも、よくも知りもしないのに、ワクチンがあれば全て解決する、というようなプロパガンダを厚顔無恥に喧伝しまくる世の中です。
三つ目は、人々の分断です。去年のアメリカ大統領選挙、BLM運動、ヨーロッパのブレグジット、イエローベスト運動、極右のマスク反対運動などなど、分裂、分断が顕著になってきています。新型コロナ、ワクチンに関する陰謀論も人々を分断させています。
アーリマンの受肉は、確実に進行しているようですね。
次回は、「ルツィフェル(ルシファー)」について調べてみます。
今回の掲載、本当に心から感謝申し上げます。膨大な系譜の中から主要な点を導き出していただきましてありがとうございます。今ヨブ記を読んでいまして、その最初の所に、神様の会議にサタンが顔を見せるという不思議な場面が出てきます。ここからヨブの苦難が始まっていくのですが、ヨブが生きていた時代にはサタンも神様の下に顔を出し、会話をしていた表現です。神話とか寓話とする見方もあるのでしょうが、簡単な善悪二元論では見えない部分がある、究極的には分かたれるにせよなのかもしれませんが。そうすると分かり易いように提示される善悪二元論も警戒の余地があるということでしょうか。ヒットラーが嘘を声高く何回も繰り返すと事実になるとか、前亡国総理が五輪反対派は非国民と宣ったそうですが、このような決めつけはある面分かり易い図式ですが、それに流され易い国民もいるからでしょう。このような分かち合いを頂ける幸いに深く感謝します。ありがとうございます。
中尾さん
コメントありがとうございます。
シュタイナーの著作に、「悪について」というタイトルのものがあります。これについても詳しく検討したいと思っています。現在までの私の理解でいうと、「絶対的な悪」というものはなく、本来、人類の霊的進化に必要なエネルギーが、過度に発現したり、不適切に発現する現象が、「悪」というものらしいです。ご指摘の通り、聖書も含めて、単純な善悪二元論では片付けられない、深い意味があるのかも知れません。
ところで、「ヨブ記」には、サタンが出てくるのですね。神の会議にサタンが出席する、というのは興味深いです。悪魔も存在をゆるされている、ということは、悪魔にも役割があるということでしょう。「ヨブ記」には、不思議な表現がありますよね。38章31節というのでしょうか。「あなたはプレアデスの鎖を結ぶことができるか。オリオンの綱を解くことができるか。」という部分です。この表現にも何か深い意味があるのでしょうか。プレアデス星人やオリオン星人と関係があるのでしょうか。「ヨブ記」には「リヴァイアサン」も出てくるし、本当に不思議ですね。
ついに、前亡国首相も正体を表した感じですね。語るにおちる、とはこのことです。出口王仁三郎ではありませんが、「悪も抱きまいらせる」態度が、我々にも必要なのかも知れません。そういう意味では、我々も試されているのかも知れないですね。
どうもありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。