悪について話そう

以下は、海外のサイトに載っていた心霊現象についての研究家やマスコミの態度について批判した記事です。私個人の経験からとしては、心霊現象は怖いものでしかないので、この記事の筆者には全面的には賛成できません。しかし、心霊現象の中には人間の決めつけや宗教的な信念が生み出したものが含まれることも否定できません。なぜなら悪とは、それを信じる人が生み出しているかもしれないものであり、また、心霊現象が全て悪だと決めつけることはできないからだという主張には賛成できます。

以下読みにくいかもしれませんが本文です。

幽霊や不気味なものに関して言えば、人々は常に、自分が体験している奇妙なことが悪魔やデビルのような邪悪な力の仕業かもしれないと考えることがあるようです。これは、宗教的な信念が、起こっている奇妙なことをどう受け止めるかに影響しているのかもしれませんし、何か…あるいは誰かがそう信じ込ませているのかもしれません。

幽霊が出ると言われる場所には邪悪な力が働いているという考え方は、何も新しいことではなく、伝統的な映画や現代の文学でよく使われる表現であることは間違いありません。しかし、私は、超常現象のフィクションと現実の境界線はどこまで曖昧なのだろうかと、しばしば疑問に思うことがあります。現実の幽霊事件を 「邪悪 」と表現するメディアは珍しくありませんし、ゴーストハンターの間でもよく見かけます。そればかりか、物が動いただけで「ポルターガイストの仕業」と決めつけるゴーストハンターやマスコミもよく見かけますが、ポルターガイストが、昔から悪意ある存在として考えられてきたからです。

物体を動かすのはポルターガイストの存在だけではありません。でも、ゴーストハンターやマスコミは、悪意や邪悪な力を語るほうが、よりセクシーでエッジが効いていると思うんでしょう。そのあたりは大変に気になるところです。

邪悪な力の影響を受けていると思う人は、潜在的な脆弱性を持っていると考えるべきで、この脆弱性から、そもそもゴーストハンターがその人の事件に関わるべきかどうか、大きな疑問が生じます。倫理的に怪しいし、そうすることで被害が出る可能性も大きい…。

超常現象の研究者の中には、悪霊が自分の人生に影響を及ぼしているかもしれないと考える人に出会うことが少なくありません。しかし、それは、研究者がその考えを支持したり、受け入れたりすることを意味しません。もちろん、その人の話を聞くことはできますが、本当にその家や会社に悪霊が出るかどうかを調べることまでは研究者の責任ではありません。

しかし、幽霊が出ることを「邪悪なもの」として宣伝することは、無責任な行為です。超常現象の研究や超常現象を知らない人たちに、幽霊が出るのは危険なことかもしれないと思わせてしまうからです。そして、その人が少しでも不気味な体験をすると、心配の種を植え付けてしまうのです。また、いわゆる悪魔研究家やエクソシストのような危険な人々の主張と活動を正当化し、潜在的に脆弱な目撃者をさらに危険な目に遭わせることになるのです。

私は、20年以上、つまり人生の半分以上、幽霊現象について調査してきました。私は、悪は実在しないと確信しています。悪意ある邪悪な存在に取り憑かれていると言われる場所を訪れ、最も危険と言われる空間や部屋に入ったことがありますが、私や一緒にいた人に何も起こったことがありません。

私は無神論者であり、ゴーストハンターが個人的に宗教的な信念を持ってはいけないと言うつもりはありませんし、悪が実在するという信念もあり得ます。もし、悪意ある邪霊の力を信じることが、その人を支配することになるのなら、なぜ超常現象の研究に携わる人が、ありふれた幽霊現象を悪だと言って、それをことさらに問題にするのか、私には疑問でなりません。由々しき話です……。

本文ここまで。

現象そのものが悪だということはないのではないか、悪は人間が現象の解釈によって生み出しているのではないか、という主張なのでしょう。そういうことなら賛成できます。

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