ケサラン・パサランは宇宙生物か?

ケサラン・パサランという化粧品ブランドがあるらしいですね。それを知ってこんなことを思い出しました。

小学生の時、母親が、「ケサラン・パサランって知ってる?飼ってるから見せてあげる」と言って、箱のフタを開けて私に見せました。

箱の中には、まばらな兎の毛の塊のような、密集した、たんぽぽの綿毛のような、しかし、それより二回りか三回りくらい大きいものが2つ、「おしろい」にまみれてありました。記憶では、少し灰色がかっていたように思います。これ生きてるの?と訊くと、「生きてるんだよ。あんまり人に見せるといなくなっちゃうのよねえ…、お前、人に言っちゃだめだよ。」とか言っていたのを覚えています。

その時は、ケサラン・パサランというのはあまり不思議に思いませんでした。これとは違うけど祖母も飼っていた、とか母親は言っていました。ですから、私はその時、普通にどのうちでも飼っているものと思って気にも止めていませんでした。

ケサラン・パサランは、「おしろい」を食べる、というのも母親が教えてくれたことです。飼っていると幸せになる、とも言っていました。座敷童みたいなものですかね。

動物の毛玉だったり、植物の綿毛かカビの類いだろうという解説は多いですよね。なかには、「エンゼルヘア」だという説もあります。

こちら から拝借しました。

1959年11月、ポルトガルのエボラという町で、UFOの飛来があり、その時に、UFOがエンゼルヘアを降らせて飛び去ったという事件がありました。軍関係者を含めた大勢の人が目撃し、実際にエンゼルヘアは採取され、リスボン大学に保管されていましたが、火事で消失してしまいました。

うちの母親は存命で80過ぎですが、若い頃は大学を出て教員をしていたので、別に特に迷信深い人でもありません。普通の田舎の人です。50年くらい前には、こういう迷信めいたものが、日本中にあったんだろうなあ、と思います。私が見たのは、ご紹介している写真よりは、灰色がかっていたように思います。

母親のケサラン・パサランがその後どうなったか、そういえば聞いていなかったです。今度会ったら聞いてみようと思います。ちょっと痴呆がきているので、無理かもしれないですけど。

こういうのって、きっと民俗学の範疇でしょうが、柳田国男に倣って「ケサラン・パサラン考」とか、誰か書いてくれないですかね。