上機嫌でいられるのは音楽のおかげです。

昨日、NHKのEテレで、コロナ禍での日本のオーケストラの活動について、有名な指揮者が四人出演して座談会のようなものをやっていました。合間に、カラヤン、ムランヴィンスキー、バーンスタインなどの世界の名指揮者の演奏の映像も交えながら、指揮者の視点から、いろいろと語っていて、興味深かったです。

昨夜の演奏を聴いていて、思い出したことがあります。以前もどこかで書いたかもしれませんが、音楽を聞いていると、さまざまな種類の幸福が味わえるなあ、ということです。

言葉で説明すると、ちょっと伝わりにくいと思うので、実例を挙げます。

ベートーヴェンの交響曲第5番の第4楽章をまず、お聴きください。

やった〜!!!運命に打ち勝った!!!という歓喜を感じます。

次に、同じく、ベートーヴェンの第6番第5楽章をお聴きください。

ようやく運命の嵐が過ぎ去った!田園の風景もまたのどかに、夕暮れがせまっている、ああ、俺は幸せだなあ!!!という、しみじみした幸福を感じます。

さらに、今度は、マーラーの交響曲第5番第4楽章のアダージェットをお聴きください。

最愛の人と限りなく幸せな瞬間を過ごした時のような、とろけるような甘美な陶酔と高揚感を感じます。

そしてもう一曲、マーラーの交響曲第2番第5楽章をお聴きください。

同じマーラーですが、宗教的な恍惚感、第5番のアダージェットとは違う、陶酔感、高揚感があります。

今、試しに4種類の幸福感を想起させる曲を挙げてみました。もちろん、これだけではありません。

今日はクラシックだけですが、どんなジャンルでも、音楽を聴くと、さまざまな幸福感が味わえます。私が、いつも上機嫌でいられるのも音楽のおかげです。

また、今日は取り上げませんが、ある曲が特定の思い出、特に不幸な思い出にリンクしているような場合には、音楽は、人を悲しく、不快にさせますよね。「歌わないでください、その歌は、別れたあの人を思い出すから…」という具合です。不幸な思い出に音楽がリンクしているのはそれだけで本当に辛く不幸なことかもしれません。

コロナ禍で、音楽を聴く機会自体は増えたように思いますが、生の音楽を聴きに行く機会はめっきり減ってしまいました。また、いろいろな幸福を味わうために、コロナが明けたら音楽聴きに行きたいです。