まことの安らぎはこの世にはなく

澄み渡る秋の空、いい季節ですね。

こんないい季節に家の中にいるのはもったいないですね。

野や山に行って新鮮な空気を思い切り吸って、景色を眺めながら良い音楽を聴きたいものです。

そんな時に聴きたい曲を思いつきました。

ヴィヴァルディのモテット、「まことの安らぎはこの世にはなく」です。心にダメージを受けている時には、宗教曲というのは本当に薬になるなあ、と思います。 これは、オーストラリアの天才ピアニスト、デーヴィッド・ヘルプゴットの半生を描いた映画、「シャイン」の中でも使われていた曲です。 「シャイン」で使われた録音で歌っていたのは、同じくオーストラリアのソプラノ歌手、ジェーン・エドワーズという人です。 私の感覚では、レッジェーロとリリコの間くらいの声質(リリコレッジェーロというのかな)で、ちょっと狂気を孕んでいるような危なげな儚い感じがよく出ている声で、この歌唱は「シャイン」の映画にはぴったりだと思います。

映画のネタバレになっちゃいますが、デイヴィッドさんは、最後の方で、女の占星術師と結婚するんですよね。結婚を決める時に、占星術師の女の人が一生懸命にホロスコープを見て占っているのが印象的でした。

アリアの歌詞を載せておきますね( こちら から拝借しました)。

Nulla in mundo pax sincera  この世にまことの安らぎはなく
sine felle, pura et vera,     苦渋なき真に純粋なる安らぎは
dulcis Jesu, est in te.      慈愛にあふれるイエス、御身の中にこそ。

Inter poenas et tormenta  苦悩と痛苦にはさまれても
vivit anima contenta    魂は幸せに生きている
casti amoris sola spe.   しみひとつない愛を待って。

映画のサントラではアリアだけしか入っていません。 

全曲入ってるのを聴きたい方は、↓こちらがおすすめです。全曲というのは、アリア(Nulla in mundo pax sincera)、レチタティーヴォ、もう一度アリア( Spirat anguis)、そしてハレルヤです。いろいろと聴きましたが、これが最もしっくりきます。コロナ下での収録です。心打たれました。

サントラは中古なら一円!↓

映画を観たい方はこちら↓ プライムビデオ、ネットフリックスにはなかったです、残念!