こんな時は「怒りの日」

3度目の緊急事態宣言発表予定というニュースを聞いて、こんな曲が頭の中で響きました。何かが一気に崩れ落ちるような気分です。

ヴェルディのレクイエムの中の「怒りの日」です。下に貼っておきますのでぜひぜひ聴いてみて下さい。きっと聴いたことがあると思います。

「怒りの日」は、もともと、キリスト教の終末の日のことで、キリストが再臨し地上の悪が一掃される日のことです。審判の日のことで、天国に行ける人、地獄に落とされる人が決められる日でもあります。

この歌詞はミサで使う典礼聖歌集という本から取っていますので、ラテン語の定型の歌詞になります。こんな感じです。

Dies iræ,

dies illa solvet sæclum in favilla:

teste David cum Sibylla

Quantus tremor est futurus,

quando judex est venturus,

cuncta stricte discussurus

「怒りの日、

その日は ダビデとシビラの預言のとおり

世界が灰燼に帰す日です。

審判者があらわれて

すべてが厳しく裁かれるとき

その恐ろしさはどれほどでしょうか。」

全曲の動画は以下に貼っておきます。アバド/ミラノ・スカラ座のに差し替えました。