10月31日は牡牛座の満月です。

10月31日午後11時50分、牡牛座の8度で満月となります。

いつものように、牡牛座の8度のサビアンシンボルを見てみましょう。

牡牛座の8度のサビアンシンボルは、「まだ雪が降っていない時期のソリ」です。これは、先を見越して、コツコツ準備をすることの大切さを表していると言われます。

来るべき冬の時代のために、着々と準備すべきだと星は告げているのでしょうか。

そしてこの牡牛座の満月とほとんど重なっているのが、天王星です。天王星は、革命、爆発、科学的大発見、パラダイムシフト、目から鱗、ブレイクスルー、とにかく、何もかもガラッと変えてしまう、そういう星なんです。

このすごい星の天王星が、満月と合(0度)、太陽と衝(180度)というかなり強く作用が現れる角度を作りますから、天地がひっくり返るようなことが起きそうな気配ですね。もちろん、すぐに、というわけではないかもしれませんが、これからの時代がこうなる、という暗示を表しているように思えます。

天王星と月は、両方とも第9室にあります。マンデン 占星術という世の中のことや、政治経済などを占う占星術では、第9室は、外国に関すること、法律、宗教、学問などを表します。何か、こういった関係のことで、今までの常識が覆されるようなことが起きるかもしれません。外国での大地震とかの大災害なども考えられます。

満月、天王星と衝(180度)を作っている太陽は、身近な世界、自分にいちばん密接に関係している世界を表す第3室の蠍座の8度で、そのサビアンシンボルは、「月の光を浴びる静かな湖」です。太陽は健在意識を、月は、潜在意識を表します。それを映し出す湖のシンボルが太陽側に出現しているのは、潜在意識が現実化してくる、恐れていたことがついに現実になる、などの意味かもしれません。

我々が、潜在的に恐れていることは、この世界の崩壊でしょうか?崩壊しても、また新しい世界が創造されるのならば、崩壊は怖くないですよね。しかし、その崩壊には、備だけはしておかないといけません。お家の建て替えの時のことを思い浮かべてみると、このことはよくわかります。古いお家は、取り壊しになります。その時、一時的にどこかに住むところを確保しないといけないですよね。お家の建て替えの時は、きちんと計画しますよね。これが備えに当たります。そして、新しいお家が完成したら、以前よりも快適に生活することができます。

私たちの世界は、そろそろ建て替えの時期なのかもしれません。

その他の星の動きで、気になるところをいくつか挙げておきます。

まず、太陽と同じ第3室にある水星と第5室、第6室にある木星、冥王星、土星の惑星団とが、矩(90度)の角度を作っています。90度は試練の角度で、水星の表す商業、通信、経済とスポーツ、娯楽を表す第5室の木星、国民の健康、雇用を表す第6室の冥王星、土星がこの90度の角度を作っています。冥王星は、しずかに進む大変革を表し、土星は、制限、縮小、停滞、失敗を表します。スポーツの祭典、オリンピックと国民の健康、そして、経済というこのトリレンマが深刻化しそうな様子です。やはり、来年のオリンピックは難しいかもしれませんね。

そして、疫病を表す第9室の火星と、第5室、第6室の木星、冥王星、土星が、やはり、矩(90度)を作っています。火星の影響で、海外のコロナ第二波が、オリンピックや雇用、そして経済に大きく影響を及ぼしている、これと、水星が木星、冥王星、土星の惑星団と作っている状況と同様のことを表しているように思います。

これから来る新たな状況に、ぜひ、備えておきましょう。