中国発の「リーマンショック」級、金融危機は起きるか?

中国最大の不動産会社、「恒大集団」の破綻リスクから、世界中に金融不安が広がって、株式市場などは、リスク回避の方向に動き、全面安の展開となっています。

今回は、この行く末を、西洋占星術で占ってみたいと思います。

恒大集団は、1996年6月24日にシェンチェンで設立されました。時間は、現地時間で午前9時にしました。それを、現在のトランジットの星々とネイタルチャートの星々のアスペクトを見て、吉凶を判断してみます。

まず、財政は第2室の状況を見ます。ネイタルチャートの第2室には月とキローンがあります。月もキローンも吉星ですので恒大集団の財政に関しては基本的には幸運だと言えるでしょう。月は収入の不安定さを表す場合があります。収入に増減が激しいことを表しているのです。ただ、これらの第2室の月やキローンは、第10室の火星、金星、水星とトライン(120度)の調和的な座相を持っています。第10室は、政府との関係や社会的地位や事業の行く末を示します。基本的に、政府との関係も良好で、事業は順調のようです。会社が順調に成長してきたのも頷けます。

しかし、この月は、第8室の土星とオポジション(180度)という凶座相を持っています。第8室には、証券とか債務の意味があり、土星は困難を表します。理財商品や債務の支払いに困難をきたす可能性が、そもそもあったことを意味しています。

進行中星々との関係を見てみましょう。第2室にはトランジットの火星と太陽が、第8室には月があり、満月の作用を受けます。収入の増減と利息、債務の支払いのタイミングが合わずに、大きなピンチを来していることが伺えます。

また、第6室は雇用を表し、会社の被用者との関係を表しています。ネイタルチャートには天王星と海王星があります。天王星は、改革や独創を表し、海王星は欺瞞、不明確、夢想などを表しています。被用者との関係では会社は当初は何か独創的な雇用形態を考えていたのかもしれません。しかし、それはかなり夢想に近いもので実現していないのでしょう。トランジットの星としては第6室を冥王星と土星が通過中です。土星は制限と困難を表し、冥王星はその程度を増すと言えます。会社は、被用者のリストラなどをやっている、あるいはこれからやっていくのでしょう。その程度はものすごく大きなものになるでしょう。

また、第3室は地元を表します。恒大集団の地元はシェンチェンです。ネイタルチャートの第3室にはヴェスタがあります。ヴェスタとMcはオポジション(180度)になっています。ヴェスタは義務、犠牲を表しますので、シェンチェンの恒大集団は犠牲になるとも解釈できます。Mcは天頂で、マンデン占星術では政府を表すのですが、このMcとトランジットの天王星がコンジャンクション(0度)になっています。天王星は革新、革命の星で、政府とはあまり相性は良くありません。政府の支援は難しいか、支援があるとしても何か厳しい条件、例えば経営陣の刷新などの条件をつけられるかもしれません。

ただ、理財商品が世界中に拡散していて、第二のリーマンショックになる可能性が大きい場合、当局がどのように処理しようとするかは難しいです。

トランジットの天王星は、恒大集団のネイタルの木星(投資の部屋である第5室にあります)とトライン(120度)の座相をとっています。トラインは調和的な座相ですので、投資に関しては幸運な出来事が起きるという意味かもしれません。

以上、いくつか見てきましたが、星の配置だけを見ると、確かに恒大集団は現在とても厳しい状況ですが、幸運な要素もけっこうあります。結論としては、恒大集団は破綻して、その処理に向かう可能性も十分考えられますが、世界的な金融危機になるほどではないと思います。

世界的な金融危機になるかどうかは、メルマガで六爻易のテーマにしたいと思います。