6月10日は、双子座の新月です。古代の叡智とヘルメスのカドケウスに注目。

6月10日午後7時53分、双子座の19度で新月となります。

まず、いつものように、双子座の19度のサビアンシンボルを見てみましょう。

双子座の19度のサビアンシンボルは、「大きな古代の書物が伝統的な知恵を開示する」です。大きな古代の書物とは、例えば、エジプトやシュメール、マヤ、アステカなどの古代文明の残したものです。または、中世ヨーロッパの魔術書などもそれにあたるでしょう。

ところで、中世ヨーロッパの魔術書は、やたらとデカいです。そういえば、悪魔が一晩で書いたとされる「ギガス写本」も、ものすこく大きく重いですよね。75キロもあって、独りでは到底運べません。

魔術師ならみんな、自分専用の魔法書、ブックオブシャドウを持っています。魔術道具の作り方や儀式の仕方を鳩の血のインクで羊皮紙に書いた自作のノートのことです。

今回の新月のサビアンシンボルは、こういったものを象徴するようです。そして、そこに書いてある事柄の中に、現代でも通用する普遍的な叡智がある、ということです。

「古きをたずねて新しきを知る」と、ことわざにあるように、古いものの中に、何か革新的なものがあるのかもしれません。

例えば、有史最古の哲学の一つ、古代インド・ヴェーダの哲学書の説く宇宙の真理についてのくだりの中に、この世界は全て幻であり実体はない、と説く部分があります。これは、最新の量子物理学の理論の一つである、ホログラフィック宇宙論の結論とほとんど同じです。最古の哲学と最新の現代宇宙論が、奇しくも同じ結論を導き出していることは大変興味深いです。まあ、人間の考えることは、昔も今も大して変わっていない、とも言えます。

さて、次に、惑星の配置から読み取れることを挙げていきます。

まず注目は、今回もチャートの第6室、健康と雇用の部屋で新月になっている点です。この新月には、水星も合(0度)の角度を作っています。水星は、ヘルメスと言って、商業とコミュニケーションの星ですが、あのWHO(世界保健機関)のマークにもある、2対の蛇が絡まった杖(カドケウスと言います)をヘルメスが持っていることからでもわかるとおり、ヘルメスは医療の神でもあります。水星、太陽、月は、双子座で合となり、新月となっていますが、双子座の支配星が、水星なのです。

これは、健康、医療の面で、何か変化が起きる予兆です。これらの水星、太陽、月は、同じく水星を支配星に持つ、乙女座のヴェスタと90度の凶角をなしています。ヴェスタは、竈門の女神で、義務、聖なる火を表します。これは、月食について の記事でも書きましたが、東京五輪が、最悪の事態になってしまうことへのさらなる警告のようにも解釈できます。東京五輪のルールブックへお墨付きを与えたカドケウスのシンボルのWHOにも責任追及の矛先が向くかもしれません。

海王星は第3室にあります。海王星は、水星、太陽、月のマジョリティ(星団)と90度のスクエアを作ります。海王星は、不鮮明、不安、欺瞞、詐欺、液体やアルコールに関すること、海に関することなどに関係します。東京五輪については、政府のダブルスタンダード、基準の不明確さ、首相や大会関係者の答弁の不明確さ、開催目的の不明確さなどが目立ちます。

政府を表すMcは、天秤座の23度にあり、水星、太陽、月のマジョリティ(星団)と、120度のトラインを作っています。天秤座の23度のサビアンシンボルは、「日の出を告げる雄鶏」です。夜が明け、新しい朝が来る、と告げる雄鶏の鳴き声が聞こえてきます。政府ということでは、2012年から長いこと続いてきた悪夢のような暗黒の時代が、ようやく明ける、昨年来続いてきたコロナの時代がようやく明ける、ということかもしれません。夜明けと共に、政府内にも光が差し込み、暗愚な宰相、閣僚、官僚は、陽の光に溶けるようにいなくなるかもしれません。また、このサビアンシンボルの「雄鶏」は、フランスの象徴です。G7のサミットが近々ありますが、フランスのマクロン大統領が、何か提案をするかもしれません。それがきっかけとなり、事態が動く可能性もあります。

また、このMcは、先の海王星と、150度のインコンジャンクトの関係になります。インコンジャンクトは、物理的、心理的不安定を表します。政府は五輪開催か、不開催か、揺れているとも読めます。案外、不開催の方へ一挙に傾くこともまだ十分にあり得ると思います。

そして、癒しと予言の星キローンは第3室の牡羊座にあります。第3室は国民、地域社会を表します。国民の間で、ワクチン接種が進み、秋以降、地域社会、地域経済の再開となる可能性もあります。また、経済、財政の部屋である第2室には、制限、縮小、障害、試練の星である土星と、拡大、発展、幸運、促進の星である木星が、同居しています。

この第2室の土星は、家庭、家族、ごくプライベートな場所、国内を表す第4室の天王星とスクエア(90度)を作っています。天王星は、大改革の星ですので、家庭、家族、プライベート空間に大変革をもたらすのですが、社会全体として、お金や経済の面であまり良い影響をもたらさないような大変革が起きる、あるいは起きていると読めます。ステイホームでお金を使わなくなり、地域経済が困窮していることは、すでに明らかです。他に何が起きるのが考えてみます。この天王星は、第8室のヴェスタと120度のトラインを作っています。第8室は、自分の自由にならない財産、管理財産を表します。社会レベルでいうと国富とか、外貨準備とかを指しそうです。思いつきでもうしわけありませんが、都心部の地価が下がって、国富が減少する、とか、輸出入で、輸入超過になり外貨準備が減る、なども考えられます。為替のレートが円安になる、すぐには現金化できない仮想通貨が値下がりする、こんな想像が働きます。

さらに第2室の木星についてもみてみましょう。木星は、第5室の暗黒の月、リリスとスクエア(90度)を作っています。リリスは、どす黒い欲望を表します。第5室は、未来の部屋、子供や趣味の部屋、投資の部屋です。木星とスクエアを作っているリリスが第5室にあることから、まず第一に思い浮かぶのは、投資に対するドス黒い欲望です。例えば仮想通貨は、現在大変に値下がりしています。それでも、今年の初めごろからしたら、大変に値上がりした状況です。買い増す人も多いと思いますが、どうぞ、あまり欲望のままに動かないでください。暗黒の月、リリスに支配されることになります。

最後に、冥王星と火星のオポジション(180度)についてお話します。冥王星は、地球から最も遠い惑星(天文学的には準惑星)で、影響も日常的には、軽微なものです。しかし、他の惑星と一緒になって、核爆発級の威力をもたらすことがあります。今回、戦争、疫病、飢餓などを表す火星と、この核爆発級の冥王星は180度の凶角を作ります。また、この火星と冥王星の双方に政府を表すMcがスクエア(90度)を作っており、冥王星、火星、McでTスクエアになっています。

火星のある第7室は国際的には条約も表します。核に関する条約で思い至るのは、一つはイラン核合意です。バイデン政権になり、イランとの核合意への復帰は進んでいましたが、しかし、先のイスラエルとガザ地区の戦闘で、現在、交渉が滞っているように見えます。これに、冥王星と火星が影響を及ぼすことが懸念されます。

また、もう一つの懸念は、北朝鮮です。北朝鮮は、現在、国内の体制が非常に不安定になっているようで、反体制運動、外国の秘密裏の介入も活発になっているようです。北朝鮮情勢は、我が国、我が政府も大いに利害関係を持っていますので、状況の悪化は大変心配です。

相変わらず、水瓶座の土星、牡牛座の天王星の綱引きは続いていますので、どうぞ、地震にも備えをお願いします。

以上、大変長くなりましたが、今回の新月の空の様子を解説しました。

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補足です。以上、新月について書きました。実は、6月10日の新月は日食を伴います。

日食の時刻は、午後7時53分からですので、新月の時刻と同じです。もちろん、日本では日食は見られません。カナダや北極海、ロシアあたりでは見られます。占星術的には、日食線が通る地域に影響が強く出ます。ですので、今回の日食は、あまり日本には関係ないかもしれません。

それでも、その意味を探ってみます。

日食は、長いスパンで見ると新月と同じ意味を持ちます。つまり、何か大きな事柄のスタートを表します。これがほぼ北極圏で起きることを考えると、何か重大なことが、北極圏で起きる、あるいは起きている、と言えるかもしれません。

想像できることは、永久凍土が溶けて眠っていた古代の病原菌とかウィルスが、大気中に放たれるとか、ロシアが世界の未来に大きな影響を与えることを始めるのかもしれません。

そうなれば日本も無関係ではすみません。こんなことが起きないことを切に願います。