8月12日は水瓶座の満月です。

8月12日午前10時36分、水瓶座の19度で満月となります。まずいつものように、水瓶座19度のサビアンシンボルを見てみましょう。

水瓶座19度のサビアンシンボル

水瓶座19度のサビアンシンボルは、「人知と人力の限りを尽くして鎮圧される山火事」です。

山火事は自然災害、人間の引き起こす災害全般の比喩です。地球の危機、人類の危機ということでしょう。

確かに、全世界的に、熱波、洪水、現実の山火事、伝染病の蔓延、ウクライナ侵攻、台湾問題、食糧不足、エネルギー不足、物価高、そしてくるであろうスタグフレーションなどなど、我々にとって山火事に喩えられるさまざまな困難がたくさんあります。それを、人類の叡智とパワーを以て、鎮圧しようとしている様子が、今回のサビアンシンボルです。

大問題というのは、最初はささいな出来事から始まり、それがさまざまな不運、手違いからどんどん大きくなって、パニックになり、手のつけられないような状況へと発展していくものです。

例えば、環境の問題についても、1972年にスウェーデンのストックホルムで環境問題を話し合う会議、「国連人間環境会議」が開かれました。その後、地球温暖化を主な対策の眼目としながら、主なものとしては、1992年の「地球サミット」、1997年の「京都会議」、2002年の「ヨハネスブルクサミット」、そして、2015年の「パリ会議」と、会議を重ねてきました。

しかしながら、温暖化は収まる気配は全くなく、各国の対策もあまり効果が出ず、地球温暖化に起因すると思われる様々な異常気象が世界中で起き、食糧問題、飲料水の問題、住居の問題から、「環境難民」はますます増えつつあります。

こういう状況にありながら、世界は、中露と欧米の対立が先鋭化して、国際協力どころか、第三次世界大戦の可能性も現実的なものになってきました。一致団結して、この地球的な危機に協力して叡智と力を結集しなければいけないのに、人類はあまりに愚かすぎます。

人類はこの存亡の危機に際して、お互いを憎みあって核兵器で自滅するのか、国際協力を通じて、後世に文化文明と良好な地球環境を残すのかの岐路に立っています。

今後の見通しについては、この後、星々の配置から予測してみます。

星々の配置から読み取れること

太陽、月、土星、天王星、火星、ドラゴンヘッドがTスクエア(90度、180度)

凶星である、土星、火星、天王星が、月と太陽のオポジションに関係して、Tスクエアを形成しています。第4室の月や土星と第10室の太陽、第7室の火星、天王星、ドラゴンヘッドが互いに譲らない不動宮に位置しています。緊張が最高度に高まっていて、調停者は、第6室のキロンくらいしかいません。

第4室は国民、国内事情を表します。第10室は権威権力を表します。第7室は、同盟関係、同盟国を表します。やはり、中露と日本を含む欧米の対立が激しくなっていくことを表しています。一触即発の差し迫った事態を暗示しているように思います。

このチャートは東京の空模様を表しています。つまり、日本の運勢を中心に占っています。よって日本の視点からこの状況を把握してみたいと思います。

第4室の月は、大衆の心理や潜在意識、つまり日本人の集合的無意識を表しています。この月は土星とコンジャンクション(0度)を形成しています。土星は制限、試練、困難、逆境を表していて日本人はこの状況を深刻に受け止めていることがわかります。かなり悲観的に状況を見ているのでしょう。もっと悪くなることを覚悟しているようにも見えます。また、第4室にはヴェスタがあります。ヴェスタはほとんど他の惑星と座相をとっていません。ヴェスタは竈門と自己犠牲の星です。多くの日本人の心の拠り所は家庭、家族、ホームタウン、祖国、あるいは自分の属している組織であり、それに対する献身の気持ちを表しているように思います。献身することが、心の拠り所となっているようにも見えます。

第10室の太陽は、顕在意識、顕在化している状況を表しています。そして第10室は、社会的権威権力を表します。日本政府を表すのは、第10室のカスプ(境界線)にあるMcです。社会的権威権力が国民の顕在意識とかけ離れた状況にあります。日本政府は国民から見て、どうにも頼りない、情けない、おかしなことをやっている、ということを表しているように思います。例えば、「国葬」の問題です。国民が支持しない「国葬」は果たして意味があるのでしょうか。海外に対するメンツのために「国葬」をやるのでしょうか。多くの国民が支持しない国葬は国葬と言えるのでしょうか。旧統一教会をめぐる与党・政府の説明も全く納得できるものではないでしょう。ワクチン接種についても然りです。国民は意識的、無意識的に、「オカミ」のやっていることに不信感を抱いています。

第7室の同盟国は、火星の象徴する戦争、軍隊、天王星の象徴する核兵器、カルマの象徴する日本の国際的な立ち位置を表します。しかし、これと、日本政府の置かれている現状、日本国民の顕在潜在意識との間で大きな齟齬、矛盾、軋轢が現在生じています。日本は、唯一の被爆国として戦後一貫して核兵器廃絶、非核三原則を政府としても堅持してきました。平和憲法を戴き、反戦平和を国是としてきました。なぜなら、それが、唯一の、戦後日本の国際的な立脚点であり続けたからです。日本の存在理由はこの点にあったと言っても過言ではありません。平和的な経済大国であり、経済の面では、一定の国際的に重要な役割を果たしてきました。しかし、軍事面では核兵器を除く軍事力は世界ランキングの上位にありますが、平和憲法を持つ以上、軍事的に国際的に重要な役割を担うことは、ほぼありませんでした。

ところが、安倍元首相が閣議決定で集団的自衛権の一部を容認し憲法の規範性を揺るがしたあたりから、事情が変わってきます。日本が国際平和の維持について軍事の面でも積極的に動き出したのです。橋本・クリントン会談での「安保再定義」により「日米ガイドライン」の改訂をしました。それに伴い整備した安保法制を、さらに大胆に整備し直して、周辺有事の際に可能としていた自衛隊の派遣も、国家の存立に危機的な状況ならば、たとえ地球の裏側であってもアメリカ軍などの同盟軍と連携することが可能なものとしました。さらに、国連PKO協力法も改正し、従来特別法をその都度作って派遣していた自衛隊の活動も特別法なしに大幅に認められるようになりました。また、武器輸出禁止三原則を根本的に変更して、原則輸出禁止であった武器を含む防衛装備品について原則輸出可能なものとしました。

これらは、北朝鮮の核、ミサイル開発の進展、中国の東シナ海、南シナ海への進出などの極東における国際状況が大きく変化したことが原因です。ウクライナ侵攻で、極東におけるロシアとの軍事的緊張も高まる中、日本のこれまでの立ち位置が危うくなっていることは誰の目から見ても明らかでしょう。反戦平和でも、経済大国でもなくなりかけているのですから。

長崎の平和祈念式典に被爆地広島出身の岸田首相が参加して挨拶し、「長崎を最後の被爆地に」するよう、非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶を国際的に訴えていく旨を表明しました。しかし、中国の台湾侵攻や尖閣諸島への侵攻、さらに日本列島に対する攻撃も、絵空事ではなくなっている現状で、政府は、どうやって反戦平和、核廃絶を進めていくつもりなのでしょうか。それとも、挨拶は、官僚の作った作文をただ読んだだけで、心は他のところにあるのでしょうか。

ちょっと長くなってしまいましたが、現在、日本は、とても困難な状況にあって、矛盾だらけの政策を政府がとっているが故に、国民は政府を信用しなくなってきていること、国際的には、日本の従来の立場がとても危うくなっていること、そして、リーダーが何を考えているのかわからない、ということを申し上げようと思います。こういう状況下では、我々一般市民は、為す術もありません。せめて、いろいろな情報に振り回されることなしに、自分の頭で考えて行動するしかないですね。

また、地震、台風などの自然災害も大いに警戒すべき星の配置なので、十分に備えをお願いします。

冥王星と金星、Mc、リリスがオポジション(180度)

第3室の冥王星と第9室のリリス、金星、そして第10室のカスプ(境界線)にあるMcがオポジション(180度)ですが、これは、国内と海外の経済について表しているような気がします。経済は、水星や木星がそれを表すと言えますが、水星がドラゴンヘッドとトライン(120度)を作っている以外は、座相を作っていないので、冥王星や金星などのオポジションで経済を読んでみます。その際、水星や木星の状況も加味して考えてみます。

冥王星はトランスサタニアン(土星の外側)の惑星で、占星術上の影響はとても弱いと言われていますが、それでも惑星の配置次第で、他の星の影響にさらに大きな影響を与える星だと言われています。今回は、強い意味を持つおポジション(180度)という座相です。金星の悪い面が出るかもしれません。金星の悪い面というのは、放漫、浪費、過度のわがまま、というような意味です。それに冥王星が、それらの意味を強めると読めます。経済の面では、流動性(通貨)の過剰な供給が連想されます。日銀の金融緩和はまだまだ続き、日米、日欧の金利差が拡大しているので、また円安に傾くかもしれません。それで、日本株割安感が広がって、日本株は上昇傾向が続くように思います。また、相変わらず、物価は上昇傾向でしょう。冥王星とMc、リリスの関係として挙げておきたいのは、日本、日本国民の知らないところで、経済上の取引とか、空売り、円キャリーなどが仕掛けられている、あるいはこれから大きく仕掛けられるのかもしれません。日銀は、海外のヘッジファンドの日本国債空売りについては、今のところ抑えることができています。しかし、軍事的な緊張などを背景に、いわば火事場泥棒的にさらに大きな空売りを仕掛けてくることも考えられます。FXなどをなさっている方は情報をよく吟味してみてください。

この時期、先立つものがないと非常に困ったことになりそうですので、サバイバルに必要なものはできるだけ確保して、無駄遣いしないようにしましょう。

海王星と火星がセクスタイル(60度)、海王星と金星、リリスがトライン(120度)

海王星もトランスサタニアン(土星の外側)の惑星で、影響はさほど大きくないと言えますが、ひとことふたこと述べておきます。

海王星は第5室にあり、投資、未來、子供、趣味などを表す部屋にあります。海王星の意味は、オカルト、スピリチュアル、超高度の学問、哲学、アヴァンギャルドな芸術などを表します。

火星は戦争を主に表しますので、海王星とセクスタイル(60度)を作っているので、戦地の反戦アートなどが注目されたりするかもしれません。ひょっとするとウクライナにバンクシーが現れたりするかもしれませんね。

また、海王星と金星、リリスがトライン(120度)となるので、ここでも芸術、音楽が注目されそうですが、第5室の意味と絡めると、現在低迷しているNFTが再び注目されることもあるかもしれません。海王星が逆行していることを考えると、過去の再来のような現象が起きるかもしれません。または、快楽の追求、新しい快楽発明のニュースもあるかもしれません。

以上、簡単ですが、今回の満月の予測でした。