4月27日は、蠍座の満月です。

4月27日12時32分、蠍座の7度で、満月となります。

いつものように蠍座の7度のサビアンシンボルを見てみましょう。

蠍座の7度のサビアンシンボルは、「深海の潜水夫」です。深海というのは、人間心理の深層意識にも例えられることが多いように、未知の領域を表します。潜水夫は、その未知の領域に果敢にチャレンジする存在です。何が待ち受けているかわかりません。怪物のような深海魚や、クラーケンや大王イカが潜んでいるかも知れません。危険を顧みずに深海に挑戦する潜水夫は、強い冒険心と勇気を持っています。そして、深海のサンゴや真珠やその他の素晴らしい発見物を持ち帰るかも知れません。素晴らしい発見はものだけではありません。未知の領域の探検により、人間の世界が広がり、知見が広がり、霊的にも向上していきます。このサビアンシンボルは、未知の領域の存在とその飽くなき探検、勇気を象徴しています。

我々の世界の未知の領域、これは、現在のコロナ禍もすでに未知の領域です。この先が見通せません。この先人類はどんな運命を辿るのか、コロナ禍を通して人類は霊的に進化するのでしょうか?それとも滅亡への道を転げ落ちていくのでしょうか。それはわかりませんが、ただただ明るい明日を信じて前に進むしかありません。

さらに詳しくチャートを見ます。今回、牡牛座の天王星と太陽、金星、水星がコンジャンクション(0度)で、月が、この4つの星に対してオポジション(180度)を作っています。しかも、どちらも引かない不動宮どうしのオポジションですから、「動かないものが動く」の例え通り、やはり、いちばん心配されるのは地震です。2週間くらいはこの態勢になるので、継続的な警戒が必要です。備えも十分にお願いします。おまけに、土星が、このオポジションに、T字スクエア(90度)として参戦しています。土星の位置は第6室で、雇用と健康の部屋ですので、コロナ禍の中、大地震があり、国民の健康や雇用に大きなダメージが生じると読むこともできます。

せめてもの救いは、火星が木星、月とトライン(120度)を作っていることです。木星は、個人の社会的関係(多くは結婚ですが)の部屋にあり、火星は、個人のプライベートな関係(多くは友人関係)の部屋にあります。さらに月はコミュニケーションを表す第3室にあります。地震とコロナ禍のダブルパンチがもし生じるとしても、そして、雇用と健康がピンチに見舞われても、そのピンチを乗り越えるために最も大事なのは、個人間の連帯です。コミュニティ、家族、友人関係など人間同士の繋がりです。人々は、この時期、ピンチを通じて連帯することの大切さを再確認するのかもしれません。