8月19日は獅子座の新月です。

8月19日午前11時42分、獅子座で新月となります。獅子座の26度で新月となりますので、そのサビアンシンボルを見てみましょう。それは、「激しい嵐の後の虹」です。束の間の穏やかな期間を表すのでしょうか。ここ数ヶ月は、まさに激しい嵐のような状況でしたから。しかしまた、これから始まる新たな嵐の前の静けさを表しているのかも知れません。「虹の橋」は、あの世への架け橋ですよね。あの世とこの世の間にあるものが虹です。はたまた、次元上昇の過渡期を表すのでしょうか。

今回の新月で、目を引くのは、火星のアスペクトです。土星、冥王星と90度のスクエアですが、木星も土星、冥王星とマジョリティを作っているので、火星の90度の影響を受けます。第2室に木星があり、これは第3室の土星、冥王星と星々のグループを作り、火星とスクエアを作っています。火星は、疫病(コロナ)を表すでしょう、木星が経済を、土星が社会制度を、冥王星が、根本的ですが目に見えない重大なゆっくりとした変革を表しているかも知れません。経済、社会は、回復基調ですが、コロナとのジレンマはまだまだ続くでしょう。冥王星は、時に核爆発級の破壊的なエネルギーを発揮しますが、それは、天王星のような突発的な目に見える大変革というよりは、気がついたら変わっていた、という場合もあると思います。やはり、コロナ後は、今までとは、もうすっかり変わってしまうのかも知れません。経済、社会の変革を目に見えない形で、グイグイ牽引していくのは火星の情熱、エネルギー、場合によると強制力かも知れません。

また、さらに火星は、太陽、月、水星のマジョリティと120度のトラインをとります。言い忘れましたが、火星はごくプライベートで親密な人間関係、恋愛関係、親子関係などを表します。また、趣味のような楽しいことも表します。この火星に対して、太陽、月、水星は、第10室にあります。第10室は、公的、社会的な関係を表します。政府、自治体、会社などですね。この両者が、相乗効果、相互作用を引き起こすように思います。まあ、もう既に、私的な領域に、いろいろと口を出してきていますよね、年寄りのいる田舎に帰省するな、とか、飲み会するな、とか、ですね。これに対して、私的な関係について、政府や自治体に対して、個人が意見を言う、そんな状況はあまり今までなかったですから、これから、個人的な関係について、何か政府などに対する意見が出てくるかも知れません。

さらに、火星と土星などのマジョリティ、火星と太陽などのマジョリティが、角度をとっていますので、天災地変や、疫病、事故、事件、政変、などに引き続き注意が必要なことは言うまでもありません。