6月6日は射手座の満月です。

射手座の満月

6月6日午前4時13分、射手座にて満月となります。しかも、今年2回目の半影月食ということで、食の最大となるのが、4時25分ということで、ほとんど満月と重なります。

半影月食について

半影月食は、地球の半影という部分に月が隠される月食のことで、月食は、人心の変化を表します。そして、その変化は、早い人では、1週間くらい前、つまり今頃から始まります。現在の世の人々の関心事は、もちろん、コロナの収束への期待と、今後の生活の不安でしょう。しかし、そういう心理的状況が変化することを表しています。

そして、月食は、太陽と月の間に地球が割り込んで起きるものですから、太陽の物質的・現実的エネルギーと月の霊的・非物質的エネルギーの交換の間にあるエネルギーが直接地球に直接、降り注ぐことになります。

カバラ的解釈

カバラ的に言えば、第9のセフィラのイェソドと第6のセフィラのティファレトの間に入るわけで、タロットカードの大アルカナの「節制」のカードに象徴される状況が生まれてくるかもしれません。

つまり、タロットカードの大アルカナの「節制」のデザインは、伝統的には、天使が2つの水差しを持って水を汲み、もう一つの水差しに水を移し替えている、というものです。これは、水に象徴される精神、霊的なエネルギーが別の次元へ転換することを意味しています。

まず注目すべきは、精神の大変化でしょう。魚座から水瓶座の時代への変化を象徴するように、人々の精神に大変化が起きるようです。おそらく、何百年も続いてきた固定観念が覆されるくらいの大変化です。

具体的な解釈

国家レベルで見ると、第7室は、外交、条約、同盟国、紛争などを表します。紛争というのが気になります。米中衝突なんていうことにならないといいですが。今回は、物理的変化というより精神的変化の方が大きいように思いますので、国家間の関係について今までの常識が覆されるのか、はたまた、強者が弱者に、弱者が強者に大転換するのか、そのようなことかもしれません。また、個人と国家の関係も7室に含まれると思われます。

個人どうしのレベルでは、第7室は社会的・公的な契約関係を表します。社会的な契約関係とは、個人レベルでは、多くの場合は結婚を指します。結婚観が大転換するのかもしれません。特に双子座の方はご注意を。

第7室の半影月食する満月は、約180度の角度に、アセンダント、金星、太陽があります。また、この両者と約90度の角度を作っているのが、第10室の海王星と火星です。第10室は政府を表します。180度も90度も不調和の角度です。あまり、いいことではないです。アセンダントは国民、金星は経済、太陽は、首相など国家のリーダーを指します。そして、海王星は、火星と組み合わされて、おそらく、疫病の流行を表しているように思います。

以上を総じて、考えると、コロナの流行が、国民の経済、リーダーの政権の存続と、個人と国家との間の関係に、緊張や革命的大変革を起こしそうな予感がします。それは、6月6日の段階では、人々の精神的な面に作用するだけかもしれませんが、これが、現実のものとなる、予感もあるのです。

6月21日は日食

実は、この後、6月21日の夕方、今度は新月で、部分日食が、蟹座で起きます。日食は、太陽と地球の間に月が割り込んで起きる現象です。

日食は、現実的な変化を表す現象ですので、月食で起きた精神的な変化が、日食によって、現実的な変化、引き寄せを起こすようになるのかもしれません。

つまり、多くの国で、無能なリーダーの交代も起きるかもしれませんし、個人と国家との社会的関係が変化する、それは経済的な関係かもしれません。ベーシックインカムのような制度の導入を人々が求めた結果、そういう世の中に、全世界的になっていくのかもしれないです。

日食の及ぼす影響

上のホロスコープでは、財政を表す第2室の冥王星、木星、土星と政府を表すMcとが120度の調和的な角度を作っていますし、Mcと国内問題を表す第3室、第4室にコロナの流行を表す火星、海王星があるので、コロナの第2波を表しているように思えます。今度も、第7室で、新月、日食が起きます。さらに今回は、ドラゴンヘッドも影響を与えるので、本当に現実的な変革の始まりです。コロナは一旦収束するように思いますが、第2波がやってくる暗示があり、そして個人と国家の関係が変わるのかもしれません。MMT、ベーシックインカムの導入ということに世界的に変わっていくのかもしれません。

個人間のレベルでは、やはり、経済と結婚に関する観念、何百年も変わらなかった観念が、大変化するかもしれません。

詳しくは、また、日食が近づいてきたら考えてみたいと思います。