日本の12月21日から1ヶ月の新型コロナ感染症の動向について占ってみました。

日本の、12月21日から1ヶ月間の新型コロナ感染症の動向について占ってみました。

ウィルスは、官鬼を用神(主に考慮する要素)とします。ところが、官鬼は、表面に出てきていません。しかもその官鬼は、現在それほど強くないのです。感染拡大、重症者も増加していますが、これはどういうわけなのか、理解に苦しむところですが、ウィルスが強くなったというよりも、対策がひどいために感染拡大、重症者の増加を引き起こしているのではないかと思います。

そして、その対策ですが、まず、官鬼をやっつける医療体制は、忌神である子孫戌土をみます。子孫戌土は、月建からは休囚されていますが、日辰から併されて力は強く、官鬼を押さえつける力を持っています。

しかし、動爻である子孫戌土は、化爻となっても、同じ子孫戌土で、変化がありません。これを六爻易では、「伏吟(ふくぎん)」と言って、凶相となります。医療関係者の方々は本当に一生懸命に働いて下さっていて、頭の下がる思いです。でも、そろそろ限界にきていて、にっちもさっちもいかないような状況になっています。そして、司令塔が機能していません。政府の厚労大臣、官房長官、それに首相が感染拡大については何もできずにいます。打つ手がないのです。ワクチンの認可はやっていますが、これはすぐに効果が出てくるわけではありません。

また、経済ですが、ご存知の通りGOTOは中止になっています。株価は高いまま、円高ですね。経済については、妻財申金でみますが、経済を回すと官鬼を強めて感染拡大してしまうため、潜在力は強いのですが、こちらも、にっちもさっちもいきません。それが、「伏吟」としてあらわれています。やはり、経済も凶相です。

以上から、医療体制も、経済も、政府には打つ手がなく、また、経済を大きく止めるような「緊急事態宣言」の発出は、この1ヶ月間は、出る気配がないです。

国民への呼びかけくらいはやるかもしれませんが、それ以上に強力なことをこれから1ヶ月間は打ち出してはきそうもないです。

とにかく、政府は、打つ手が全くなく、ただ手をこまねいて何も出来ずにいるという状態が続くのがこれから1ヶ月だと思います。

また、1ヶ月くらいしたら卦を立ててみようと思いますが、現在の見立てでは、大きく動きそうなのは、寅月つまり2月ごろではないかと思います。

※1月5日追記

1月7日に「緊急事態宣言」が一都三県に発出されるそうで、緊急事態宣言は出されないといった私の見立ては外れたと言えます。

しかし、出される「緊急事態宣言」は、ひどく限定されたもので、経済を大きく止めるようなものにはなりそうもありません。これでは、感染拡大を止めることはできないでしょう。やはり、本当にひどくなるのはこれからだと思います。