『米国防総省、「UFO映像」3本を公開 正体不明と結論』という報道と「未知との遭遇」

米国防総省、「UFO映像」3本を公開 正体不明と結論

いきなり、こんな時期に、アメリカ国防総省がUFOを認めるような発表をするなんてびっくりですね。

この映像自体は、もうとっくにリークされているもので、ひとつ目は2004年、2つ目と3つ目は、2015年に戦闘機から取られたものです。そして、アメリカ上院のネバダ州選出議員、ハリー・リードらのバックアップで「先端航空宇宙脅威特定計画(AATIP)」の名の下、元CIAのルイス・エリゾンドらにより、ずっと調査されてきたものです。しかし、この計画自体は、国防総省のやる気のなさに怒ったルイス・エリゾンドが辞表を出したことによって終わってしまったんですけどね。

それにしても、今まで、そして現在も、アメリカ軍にとって、自国の領空を、未確認の飛行物体が飛んでいることを認めるということは、アメリカ軍の防空能力の限界を認めることになり、国防上由々しき問題です。

にもかかわらず、それを認める意図はどこにあるのか、宇宙軍に予算が欲しいからなのか、それとも、UFO及び宇宙人について、全面的な開示をするつもりなのか、そして、今回の発表はその先駆けなのか、または他の意図があるのか、我々一般人には、知る由もありません。

アメリカの公式のUFO調査は、1947年の「プロジェクト・サイン」から、1948年の「プロジェクト・グラッジ」、1952年から1969年まで続く「プロジェクト・ブルーブック」へと続きます。

しかし、少なくとも、1947年のロズウェル事件以来、アメリカ軍及びアメリカ政府は、UFO事件に関する情報を隠蔽し、自身は、それに興味がないかのように装ってきました。

それでも、ロズウェル事件、そしてその直前のケネス・アーノルド事件、50年代に一世を風靡したジョージ・アダムスキー事件など、アメリカにおけるUFO事件は、枚挙にいとまがありませんが、その全てが真実ではないにしても、それにまつわるMJ12とか、影の政府とか、エリア51とか、メン・イン・ブラックとかの陰謀論も喧しいこと限りありません。そして、アメリカ大統領選挙でも、古くはジミー・カーターよっても、そして最近でも、UFO情報の開示が民主党候補の公約になったりしていますよね。

完全に証明できなければ全て陰謀論になってしまうのですが、これからするお話は、一つの仮説として聞いて頂きたいのです。

それは、1955年にアメリカ・ニューメキシコ州のホロマン空軍基地で、当時のアイゼンハワー大統領とエイリアンとの会見が実際にあり、その後、何度もUFOが同基地を訪れたそうです。そして、宇宙人と合衆国政府は、正式に宇宙人と契約を交わし、地球人に人体実験をするためにアブダクションをしても良いこと、その代わりに、宇宙人は、アメリカにテクノロジーを提供する、ということに合意したというのです。

それ以来、何度も、宇宙人の来訪は続き、1965年から、レティクル座のゼータ連星系の惑星セルポにアメリカ軍人12人と交換留学をすることに合意したそうです。これは、「プロジェクト・セルポ」と呼ばれています。

そして、それに遡る1964年に同基地にUFOが来訪し、そして、その際の映像が国防総省に存在していて、ポールマン大佐という人が、その公開を手配してくれたそうです。

そして、その着陸映像をもとにしたドキュメンタリー映画をロバート・エメネマーという人が作る予定でしたが、しかし、直前になり、国防総省側から、その着陸映像を収めたビデオフィルムの引き渡しをキャンセルされてしまった、という経緯があるそうです。

ですから、その、1974年制作のドキュメンタリー「UFO 過去・現在・未来」(UFOs, Past, Present and Future)には、本当は、天空からホロマン空軍基地の滑走路に飛来し、着陸する、UFOの様子を収めた極秘映像が入る予定だったのです。

しかし、実は、あのスティーブン・スピルバーグの「未知との遭遇」(1977年公開)のUFOの着陸シーンは、その時の模様をほぼ再現しているという噂があります。

映画の中では、アメリカ・ワイオミング州のデビルズタワーの麓に巨大なUFOの母船が着陸するあのシーンは、実は、場所は違えど、実際の着陸シーンの再現に過ぎなかったかもしれないのです。

その噂を裏付けるかもしれない証拠として、先ほどお話した、「プロジェクト・セルポ」をモデルとしたシーンが、「未知との遭遇」の中にあるんです。

映画の中では、ちょっと暗い赤い色の同じ宇宙服を着た男女が何人か、同じサングラス、同じスーツケースを持って、着陸した母船に近づこうとします。しかし、母船から降りてきた宇宙人たちは、同じ色の宇宙服を着た主人公のロイ・ニアリー(リチャード・ドレフュス)を取り囲んで、宇宙船の中に連れて行きますよね。

実は、1965年から1978年まで行われていたという「プロジェクト・セルポ」が、世に明らかになったのは、なんと2005年ですから、1977年に公開されたこの「未知との遭遇」を撮ったスピルバーグは、普通に考えれば知るはずもありません。

しかし、それを映画の中のシーンとして撮ったということは、2005年に元DIAの職員によって暴露された時より約30年も前に既にこの「プロジェクト・セルポ」のことをほぼリアルタイムで知っていたことになります。

あるいは、「未知との遭遇」を監修したのは、「プロジェクト・ブルーブック」のジョン・アレン・ハイネック博士なので、ハイネック博士の助言を聞いて映画を作ったことを考えると、ハイネック博士が、「プロジェクト・ブルーブック」の関係で、政府肝煎りの極秘留学計画の「プロジェクト・セルポ」のことをよく知っていて、「未知との遭遇」に、このシーンをいれたのかもしれません。

そう考えると、この「未知との遭遇」という映画は、政府の隠蔽してきたUFO情報を、徐々に公開するためのひとつの手段として利用されたように思えてきます。

もしこれが、正しいとすれば、アメリカ政府は、UFOと宇宙人についての真実を、少しずつ小出しに公開するつもりなのかもしれません。ですから、今回の「UFO情報の開示」も、人類が、本当のことを全て知るための第1歩なのかもしれません。

この先には、コーリーグッドの「秘密宇宙プログラム」の全面開示とか、さらに、進んで、宇宙人が、大きな母船で、地球の世界各国の大都市上空に同時に姿を表し、公式に交流を求めてくる、なんていうことも起きるかもしれませんね。

あるいは、日本も含めて世界の有力な政府は既に、公式に宇宙人と交流していて、国民にだけは、知らせず、UFOの情報を開示請求しても、知りません、ありません、と、トボけているだけなのかもしれません。

馬鹿馬鹿しいと思われるかもしれませんが、私は、今、このニュースに接して、そんなことを思っています。

近いうちに、UFOの公式出現はあるかに関して、占いでもしてみようかな、なんて思っています。