超基礎からのタロット占い(2)〜聖別と保管のしかた

前回、おすすめのタロットカードをご紹介しました。タロットは、何者かが宿ると言われていますが、魔に魅入られないように聖別をする必要があります。新しくカードを買った時、カードが疲れている時、カードを使うと気分が悪くなる時、逆位置が多くでたり、悪魔や死神や剣のカードばかりが出たりする時、こう言う時は、以下のような、聖別、浄化を行わなければなりません。

聖別の仕方

いくつかありますが、確実に聖別、浄化できる方法をお伝えしましょう。

手順1:カードをきちんと並べ直す

新品を使う前は、カードは順番に並んでいると思いますが、使っているカードを浄化するときは、まず、大アルカナ22枚、小アルカナ56枚(剣、金貨、カップ、棒のカードそれぞれ14枚ずつ)をきちんと番号順に並べなおします。その際、1枚1枚をよく見ながら挨拶するようにしてください。いつも使っているカードなら、「いつもありがとう」と1枚1枚に声をかけてもいいです。

手順2:お香(インセンス)に1枚1枚をくぐらす

カードを並び替えて、1枚1枚に挨拶したら、お香を炊きます。お香は、浄化に適したものがいいです。ミルラ(没薬)、フランキンセンス(乳香)、セージ、サンダルウッド(白檀)などがおすすめです。お気に入りの香りがあれば、それでもかまいません。最近は良い香りのするお線香もありますので、お線香でも構いません。

1枚1枚、表と裏をお香の煙にくぐらせてください。

手順3:フランネル(フェルト)の布に包む

手順2まで済んだら、フランネル(フェルト)の布にカードを包みます。

手順4:新品のカードは枕元に置いて1週間寝る

新品のカードは、まだあなたとの親密な関係(ラポール)ができていません。親密な関係を作るために、聖別、浄化して布に包んだカードを枕元に置いて1週間一緒に寝ましょう。普段使っているカードなら、一晩一緒に寝てあげればいいでしょう。

保管の仕方

木の箱か布の袋に入れる

フランネルで包んだカードを、木の箱か、布の袋に入れます。木の箱も布の袋も聖別してある方が望ましいですが、カードの方をしっかり浄化すれば、箱や袋が新品なら、それほど神経質にならなくてもいいでしょう。中古のもの、人からもらったものは使わない方がいいでしょう。

大切な場所にしまう

自分の大切なものをしまう場所に一緒にしまってください。無造作に置きっぱなしにしないでください。

自分以外の人にカードを触らせない

カードを他人が勝手に触らないように注意してください。勝手に触られると、それだけで霊的に汚染されます。

ペットのように慣れ親しんで、愛着をもつ

カードは、自分のペットだと思ってください。毎日、声をかけてあげたり、大切にしてください。そうすれば、カードも必ずあなたに忠実になるでしょう。

使ったあと、使う前に

カードを使ったあと、できれば、カードを番号順に並び替えてからしまってください。もし、そうできない時は、十分カードをシャッフル(カードを切ること)してからしまってください。

また、カードを使う前にもよくシャッフルしてから使うようにしてください。

シャッフルは、ヒンドゥーシャッフル、つまり、トランプを切る時のようにして大丈夫です。

占いをするときは、テーブルに広げてよくかき混ぜるようにしてから占いをします(これが正式なシャッフルです)。その前にカードをよく切ってください、と言うことです。

以上、カードの聖別の仕方と浄化の仕方でした。

いかがでしたか?タロットカードを安全に楽しく使うためには、聖別、浄化はとても大切です。ぜひ行ってください。