食糧危機に備える〜その0:自然栽培農業の話を聞く

先日、Zoomの講習会に参加して、自然栽培農家の方から、いろいろと貴重なお話を聞きました。

その要点をここでまとめておきたいと思います。

お米を作る方が、野菜を作るよりも実は簡単

野菜は、雑草取りや病害虫対策の労力が大変だが、お米の方はそれほどの労力はいらない、そうです。

大体、一反(約1000㎡)(縦33m×横33m)の土地が、独りで耕し、管理できる限界だそうです。そして、その10分の1の大体100㎡で、1年間に大人1人が食べるお米を収穫できるそうです。

土地の栄養については、大豆をまず植えて、空中の窒素を固定させるものだそうです。自然農法は、有機農法とは違って、化学肥料はもちろん有機肥料なども使わないそうです。

田舎には耕作放棄地がいっぱい

日本の田舎には耕作放棄地がたくさんあるので、そういう土地を借りて、耕作を始めるのがいいそうです。そして、平地の土地よりも、なるべく山間部の棚田のような土地が良いそうです。

また、個人で正式に借りると、手続きがとても大変らしいです。ですので、地主さんと、契約書できちんと契約するのではなく、口約束など、契約書などによらないで借りるのが良いのではないか、とおっしゃっていました。ただで貸してくれる人もいるでしょうし、有償でも、とても安く借りられる場合が多いという話です。

本格的にやるなら、NPO法人を設立してやる方が、個人でやるより良いだろうという話です。ただし、田畑を耕すのは、1000㎡を独りで耕すのが良いでしょう、という話です。他人の手を借りずに独りでやることが成功の秘訣だそうです。

初心者がまずやるべきこと

一戸建ての方で、お庭があるのなら、そのお庭で、葉物野菜、例えば、小松菜などを育ててみるのが良いそうです。

マンション住まいの方で、ベランダなどがある方なら、プランターで野菜を育ててみるのが良いでしょう、ということです。そして、大豆も良いという話です。

お話を伺った自然農法家の方も、まだまだ失敗はたくさんあるので、試行錯誤をしながらやっている、というお話でした。

できる範囲でまず練習をしてみることから始めてはどうかというお話です。

以上、先日伺ったお話の概要です。私も、食糧危機に備えて、まず、マンションのベランダで野菜とか大豆を育てることから始めてみようと思いました。

始めたら、進捗状況をシリーズとしてアップしていきたいと思います。